赤瀬川原平さんの多彩な活動のひとつ、「日本美術応援団」。団員3号に
井浦新さんが加わって活動は現在も続いているそうです。
「日本美術応援団」「京都、オトナの修学旅行」「雪舟応援団」「オトナの社会見学」「日本美術観光団」「実業美術館」…読んでいると自分も一緒に旅をしているようで楽しかったなあ。わかる、わからないじゃなくて、楽しいかつまらないかだと思って読んでいました。
私も高橋由一がみたくて、金比羅様に行ってきたよ!
まあ、丸亀国際ハーフマラソンがあったので、その前日に。
いつもそうだけど、マラソンをやりに行っているのか、観光なのか、美術館まわりなのか、
自分でもわからない。でもたぶん、その全部じゃダメなの?と言いたい(笑)。
高橋由一館、私ともうひとり女の人が見ているだけで、監視員の女性が受付もグッズショップも
観光案内も全部やってくれる。ずいぶん新しいですね?と聞いたらリニューアルオープンしたばかりでした。
ここで静かにみる高橋由一、ほんとうによかったんですが、あべのハルカスが心を揺さぶっているのよ。
どうせやるなら夏休みまでやってくれ!うちにはユニバーサルジャパンでハリポタ、と密かに願っている子どもがいるんだぜ!
(
ずけずけなんでもハッキリいいそうな息子なのだが、じつは私が怒るのが怖くてどこに連れて行って、というのをアピールすることはほぼない(本人談)。一度だけ口にしてあとは言わないので、忘れているのかと思うと、実際にそこに行くと、大喜びする。不憫である。ちなみに私は大きな声や音を立てられる以外はそんなに怒らないよ)
あー、あべのハルカス…。たぶん、こんぴらさん展が東北までやってくることはないと思われる。
やってほしいよ。美術館じゃなくて、山形の文翔館でやってほしい。似合うと思うんだよなあ。
福島県立美術館で「飛騨の円空展」を見たんだもん。
丸亀国際ハーフマラソンにかこつけて金比羅様の「高橋由一館」に行ったのは2月はじめ、
福島県立美術館の「円空展」が4月はじめ(マルコポロリ!さまのおかげであります~ロケはもちろん東京だけど、ロケがある!と思ったら福島県立美術館、間に合うじゃ!となるのが自然の流れでしょう)。
「芸術新潮 赤瀬川原平追悼大特集」は2015年2月号ですから、
まるで雑誌が学校で、そのあと自分で勉強して、また学校に戻ってきて授業を受けているみたいだ。
自分でもどうしてこうもピタピタと行く美術展美術展がひとつの無駄もなく関連していくのか謎です。
狙っていくことはまれで、流れにまかせていたら、あらら、って感じです。
高橋由一館に行ったのは、雑誌の記事より、その前に秋の「山形まるごとマラソン」に出たときに、
文翔館に由一の「山形市街図」(複製)があって、図書館から借りた「高橋由一」で由一の作品をどっさりみられるのは金比羅様の「高橋由一館」だと知ってでした。
そのときはもう、「芸術新潮」のことはさらっと忘れているわけ(笑)。
記憶力が弱いと損をすることだらけですが、「ジョジョの奇妙な冒険」のカバーで
荒木飛呂彦さんがその前の巻のカバーで自分の記憶力の弱さを書いたつづきで
記憶力が弱いことは悪いことじゃない、本も映画もはじめて見るような
新鮮な気持ちで何度でも見られるし、と力強く言っていたので、
これでいいのだ!と思うことにします(笑)。