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きょうのふたりランチ会で中村さんから、こういうイベントがありますよ~と教えてもらっていたので、
初参加してきました。
善隣館は町の中心に近いところなので、駐車場が心配でしたが、すぐ隣に大きなパーキングがあって
胸をなでおろしました。駐車場を探しているうちに遅刻、いやよくやります。
参加者は二十人くらいだったかしら。いろんな年代の女性がいて、みな朗読に耳を傾けて
集中していました。
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前田正二さんの朗読会は2か月に1度、第3木曜日に開催されているようです。
きょうのタイトルは、
小泉八雲「雪女」
宮澤賢治「虔十公園林」
「雪女」はリリーというロサンゼルスから来た若い女性からのリクエストということでした。
どちらもお話としては活字で読んだことがあるのですが、語られる言葉は活字よりイメージをたっぷりふくんで、湿度や風や冷気まで感じさせます。
リクエストしたリリーは日本語はそんなにわからないけれど、語られる声から、寂しい、荒涼としたものを感じた、と感想を聞かれて答えていました。
私ははじめて参加したんですが、最初に、リリーさんからのリクエストだと聞いて、そして本を読まないでここに聞きにきた、ということをおっしゃるので、それはなぜなんだろう、と考えて、
推測した答えが、リリーさんの思っていることと平仄が合うかなーと思って、
Why did you want to listen "雪女"?
と訊いてみました。いま翻訳アプリで見たら、
Why did you wanted to hear the reading?
だった…
なぜそのとき翻訳アプリをつかわなかったんだ!
いや、なにかこう、拙くても自分で考えた言葉で訊きたかったというか…
でもわかってくれた!
のはいいけど、答えを英語で言われてそれを理解できるだけの英語力がなかった(笑)。
有名な物語だけれど、本で読むより、まず最初に朗読で聞きたかった、ということじゃないかな、と思って、
間に入ってくれる主催の方もリリーさんに聞いてくれて、やっぱりそういうことだった。
初めて参加してなぜいきなりそんなことをやっちゃうのか。
でもこの答えを伺って、あー、聞いてよかった、と思いました。
ふたつの朗読のうち、「雪女」がこのあいだの大雪の記憶も新しいせいか、風が戸をうつ音さえ聞こえてくるような朗読でよかった。
「虔十公園林」がよかった、という方もいたので、好みの問題だと思います。
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出されたお菓子とチーズで顔をつくって喜ぶ私。雪だるまのようでしょ。
円いお菓子は、雪ん子、という名前だったと思う。サクサクした食感のナッツ入りクッキーの
一種だった。
プーアール茶を淹れてもらって、和やかなお茶っこでありました。
次回は5月21日(木)の予定だそうです。
朗読って読み聞かせともいわゆるストーリーテーリングともちがうし、朗読劇とももちろん、ちがう。
前田正二さんの「雪女」の速度がほんとうにちょうどよくて、とおっしゃる方もいて、物語を聴くことのおもしろさにはいろんな要素が含まれていて、豊かに感じました。
ではでは♪