世界ぱんぱかパンの旅 〈北欧編〉山本あり (イーストプレス)
何度読み返しても飽きません。
イラストが可愛いし、特にパンの色の表現がすばらしいんです。
パンって、基本的に黄色からこげ茶のバリエーションだと覆うんですが、
山本ありさんのイラストで表現されると、そこに、艶々、むっちり、
ふんわり、といった質感が生き生きと加わって楽しい。
読んでいるとライ麦パンを焼いて、こんな料理とたべたーい!
と切に思うんですよ。
なぜか北欧にいくだ!とはならないんですが(笑)。
なんでかなあと思ったんだけど、
最高気温が-4度で家の中にいて凍えるような盛岡にいるからでは(笑)。
パンは寒い国の方がおいしいと思うけど、身体は正直なもので、
温かい国に行きたいわけ。
ひとつひとつ丁寧に描かれたパンそのものがごちそう、って気がします。
作者の山本ありさんはほんとうにパンが大好きなんだろうなあ。
カルダモンが入っているシナモンロールってどんななんだろう~と思いながら、
じゃ、次はカルダモン入りシナモンロールをつくってみるか!
という、
やる気をかきたててくれる本でもあります。
(レシピ本ではないのですが)