完全に貸し切り状態でしたっ(笑)。


レゴブロックのお話だからもう少しちびっこがいるかと思っていたんですが、

まさかの2人だけ映画館。


せっかくなので、上映後、記念撮影(笑)。


「レゴ」はレゴブロックの世界で起こる波乱万丈の(子どもらしい空想の)物語。


と思って観ていたら、最後に突然、にゅーっと「小さい人」が現れます。


やがて「小さい人」のお父さんも。



レゴの世界は現実を反映してもいるのですが、すべてが髪の毛がもじゃもじゃの、

ひたむきな目が印象的なエメットの空想ではなく、


人間たちが現れても、レゴたちの物語はまだ続いているのです。


自分が完璧に作り上げたレゴの世界を、小さな男の子が自由な空想で、

あちこちのブロックで宇宙船を作ったり、ロボットを作ったりしたのが気に入らないお父さん。


「でもパパ、8歳から14歳までって書いてあるよ」

と反論しても無駄で、エメットが作ったファンタジーの世界はお父さんの指先によって

無機的に壊されていく。


ところがここでレゴの世界のエメットががんばるんですね。


最後はお父さんが息子の世界を認めて、これからはこのレゴ部屋に入ってもいい、

と。


しかし、思いがけない伏兵というか、オチがつくのであった…。ははは!


私はレゴブロックの趣味はないですが、息子が始終プラモデルを買っては遊んでいるうちに部品があちこちにちらばり、部屋が荒れてくると私がカーッとなって、


ホーキとチリトリでなんでも一気に掃いて捨ててしまうんですが、


せっかく掃き寄せたものを息子がまたほっくりかえすのがすごく厭で、

いつもそれでケンカをしているんですが、


「レゴ」を見ていたら、息子の空想の世界を私がガシンガシンと巨大ロボットになって踏み潰しているような気がしました。私の目には見えない、息子だけの豊かで孤独な空想の世界。


私には見えないけれど、見えないものもあるんだよ(笑)。


すぐには変われないけど、息子の世界をもう少し大切にしてやらなければ…。ってそういう映画だったんだっけ?




映画のあとはおなじビルに入っている、丸善にいきました。


丸善、高校時代には本の中にしか出てこない、幻のお店でしたが、

いまや映画館のあるビルに入っていて、そこでステッドラーの鉛筆や、

uni一ダース消しゴム入りの箱を見たりして、

目の保養をして帰ることができます!


やっぱり生きていれば、まちに出かければ、おもしろいことがあるもんです。

uni一ダース消しゴム入り、は、息子も私も愛読する青沼貴子さんのマンガの

コラムに出てきたものでした。


小学校の頃、お金持ちの子どもがuni一ダース消しゴム入りをそのまま筆箱にしていたという。

いまでも売られているのだろうか?という記述があって、息子が、いまでも売られていたね、

と喜んでいました。


ではでは♪