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開演時間を10分程過ぎた頃に石君、成ちゃん、トミが登場。
リハで聴いて思わず悲鳴をあげたあの曲!成ちゃんのベースが響く!

1.歴史
遅れて宮本さん登場。ハミングだけでもうドキドキしてしまう。
力強く響く宮本さんの歌声。まさか1曲目にくるとは思わなかった。
嬉しい驚き!一気に引き込まれる。
しかも4人のみで演奏している!激渋で骨太な演奏に痺れる!!

2.孤独な旅人
「旅、旅へ…」「歴史」に続いてこれまた嬉しい選曲。
私が初めてエレカシのCDをまともに聞いたのは本当に偶然。
旅先で聞く為に何かないかと行ったレンタル店で
何となく『昇れる太陽』が目が留まり、一緒に並んでいた『STARTING OVER』と
キャリアのあるバンドだからついでにベスト盤もと『Singles 1988-2001』も借りたのだ。
その店は5枚借りるとお得なのでそんなチョイスをしたのだが、
結局、その旅先ではエレカシをヘビロテでその時一緒に借りてiPodに入れた
他の流行のアーティストのモノは全く聴かなかった(笑)
そんな事をふと思い出しながら聴いていた。
「旅へ行こうぜ!エビバデー!新しい旅へよー!!」

3.悲しみの果て
「エビバデ、今晩はー!エレファントカシマシです。
今日は知恵を絞って色んな曲用意してきたんで
最後まで楽に、気楽に盛り上がってくれ!俺も楽しみにしてきたぜー!!
ちょっと古い…『悲しみの果て』」

なんだかずいぶん親しげな挨拶だった気がするなぁ。
そして何度聴いても本当に良い曲です。
4人の演奏もガシッと固まってシンプルに胸にズシンと響いてくる。
揺ぎ無い普遍のメッセージ。

4.ふわふわ
トミのドラムが轟き、
でぃやぁーーーーーーーっっ!!!って宮本さんが雄叫びをあげる!
「金!金!金!金!金! 嘘!嘘!嘘!嘘!嘘!」うっわ!小憎たらしいっ!
宮本さんが煽って客席が手拍子で盛り上がってきたトコに
「うるせぇ!だまれ!ボケなす!俺に命令すんじゃねえよっ!バカヤロー!」
もー痛快っ!!!!最っ高!!!!!!

5.勉強オレ
「俺と石君のギターを聴いてくださいっ」
うわぁ!!まさか聴けるとは!!
もう今日はそんなのばっかりなんだけど嬉しいっ!!
カッコイイ!このギターリフ大好きっ!!
宮本さんのカツゼツも素晴らしくすっごい決まってました!

6.無事なる男
うきゃーっ!大好きなのー!!って大体がそうなんだけど(笑)
”こんなもんかよ。こんなもんじゃねえだろうこの世の暮らしは。
もっとなんだか、きっとなんだか、ありそうな気がしてるんだ。”
ときどき頭に浮かんでは歌ってた。聴けるなんて嬉し過ぎるー!!
「昔の歌なんだけど自分で笑っちゃったよ。良い事言ってるんで。」
まったくねー、良い事おっしゃてますわーw
ハミング付きお尻ぺんぺん付きでしたねw
4人での演奏はひとまずココまで。

7.太陽の季節
やーん、コレも聴けちゃうんですかー?嬉しいっ!
「お前いつでもどこでも物欲しげーー」って憎たらしい歌いっぷりたら、もうw
蔦谷さん、ミッキーを加えたエレカシSでの演奏。

8.うれしけりゃとんでゆけよ
「うれしけりゃとんでいけー!エブリバデー!」
うわぁ!うわぁ!!これも嬉しい選曲です!
"ぶちのめせ 世間の渦 したたかに笑いとばそう
涙ならひとり流せ うれしけりゃとんでゆけよ
ため息の向こうには 何かがある
転がっているのさ そこら中に そんなものさ”
このところずっと脳内リピートな曲だったので凄く嬉しいっ!!
しかもメッチャかっこ良かった!!何コレ?!って程かっこ良かったのー!!

9.月夜の散歩
ステージに宮本さんだけを残し、メンバーがはける。
男椅子に腰掛け、何やら見慣れないギターにチェンジ。
「ドブロギターっていうらしいんだけど…。当時レコーディングの時、
エンジニアの人に借りて弾いたんだけど。今日は野音で再現したくて。」

おおー!っと歓声と拍手が客席から上がる。
「いやいや、間を持たせる為に喋ってるだけで(笑)散歩の歌、聴いて下さい。」
そして静かにすごく優しい声で歌い始める。
PVを想い出しつつ、じっと聴き入る。
本当に綺麗な曲。虫の声もすんごい響いてましたけどw
見上げると残念ながら月は見えなかったけれど、
濃い群青の空を白い雲が流れてゆく様が美しかったなぁ。
歌い終わってそのまま話し始める。

「東京の街を散歩するのがホント大好きだったんですね。
今はもう…45なんで、あまり散歩しなくなってしまいましたけど。
でも、地方のコンサートとか行くと何となく歩いたりもするんですけど。
都内だと昔程は歩かなくなってしまいましたね。
電車はもちろん乗ったりするんですけど…。
何で、あんなに散歩が美しかったんですかね?
見るもの聴くもの全部美しくて、度肝抜かれて。お弁当持ってね。
美しさは変わんないんでしょうけどね。
見る人間の側の心の邪気が多分あるんでしょうね。」

邪気が無いままの人はいないと思うけど、
宮本さんはすごく繊細な感覚で景色を見たり感じたりしてるんだろうなぁ。
色んなものに対してロマンチックな想いを持ってるんだろうなぁ。
自分自身に対してさえもそうだからその変化に傷付いたりするのかも。

10.サラリサラサラリ
「気持ち良いですね、野音。やっぱね。風があるとね…。
 もっと古い歌。散歩…おっかなくてね。そういう21の時の歌。」

意外で驚いたけど、嬉しくもある選曲!
いつか聴きたいと思っていたけど、想像を超えて迫力のある歌声でした。

再び6人のエレカシS編成。そしてメンバー紹介。
「スペシャルゲスト!オンキーボード、蔦谷好位置!頼もしい助っ人です。
オンキーボー…じゃねえや(笑)オンベース!高緑成治!今日もダンディに決まってます!
オンドラムス!冨永義之、トミ!中1時代からの同級生! 
更にこの日の為に更に髪を染めてきた石森敏行、石君です!相棒です!
ヒラマミキオ、ミッキー!スペシャルゲスト!最高のギタープレイヤーです!
総合司会の宮本です!エビバデー!
古い曲と新しい曲同時にやるんで自分も混乱してますが、届いている事と思います!」

11.ラスト・ゲーム
「オメエは一体何者だ?俺はいったい何者だ?」
またまたレア曲です!成ちゃんのベースがむっちゃカッコ良かった!!
ベースの音量上げてー!!って位メロディアスでセクシーなベースだったよー!!
全体通してもこの日の成ちゃんは半端なく素敵で本当にカッコ良かったんだよねー☆
そして宮本さんは何だか形容し難い不思議ダンスを披露なさってましたw
歌詞がなかなか刺さる歌詞なのについ笑ってしまう程の強烈ダンス!また見たいです(笑)

12.Tonight
「ビルの谷間ーー!いわばデートみたいなもんだ」(←"デート"って聴こえたんだけど違うかな?)
全くノーマークな曲だった。ホントにびっくりする事ばっかりの野音。
思わず"ワン、ツー、スリー!"で手上げちゃった(笑)
昔好きだったバンドでもあった振りだなぁと懐かしくもあって楽しかったw

13.秋-さらば遠い夢よ-
「最近は割りと暑いし、秋と言うにはまだアレなんだけど。
でも虫の声も聞こえるし、蚊もいますけどココは。少しずつ秋の風なんかも吹いて、
暑いけど秋ですね。強引に(笑)秋になると不思議に優しくなったり、切なくなったり、
憂いを感じたりしますが…。憂いの上に10年前に1人単身赴任でNYに行って作った秋の歌です。
ちょうど9.11の1週間後で…。あ、余計な事言っちゃったかな?ま、いいよね?本当の事だし。」

石君の方を見て確認してたのがなんか可愛いw

14.ハローNew York!
うおぉぉ!まさかの選曲です。やっちゃうんですね、NY出張日記(笑)
演奏と歌い方はめちゃカッコ良いのに歌詞聴いちゃうとつい笑っちゃうw
異国で相当寂しくなっちゃったのかなー。神社無いもんねぇ(笑)
しっかし、あの漂う色っぽさは何なのだ?大好きだぞコノヤロウ☆

15.風に吹かれて
ああ、野外で聴くこの曲はまた格別ですね。
フェスにはなかなか参戦が難しいのでこうして野音で聴けて嬉しかったなぁ。
サァーッと風が抜けていく気持ち良さを感じながらなんて最高なひと時でした。

16.翳りゆく部屋
う。最初のキーボードの音が鳴った瞬間、ハッ!と息をのんだ。
新春の武道館でも聴いてるけど、その時とは距離感の違いからなのか
比較にならない程に沁みてきて身動きも出来ずただただ聴き入ってしまった。
本当に素晴らしい!!感動です!!

17.明日への記憶
ああ、やっぱり今現在のエレカシがギュッとつまってるなと思った。
初期の曲を今のエレカシで演奏するのも凄く好きでもちろん聴きたいけど、
”いま”のエレカシをそのまま感じられる曲はやっぱり大好きだ。
ずっと戦い続けてきたからこそ持てる自信に満ちた音。
これからも戦う事を放棄しない真摯な覚悟に満ちた音。
本当にカッコイイ!大好きだ。本当に大好きだ!

18.新しい季節へキミと
「駆け抜けてきました、野音。今日は最高の野音日和になったなエビバデー。
一生懸命聴いてくれてありがとう。熱いね、皆、想いが。ありがとう!」

そしてそのまま前奏が始まる。
一緒に今日からまたスタートだ!エビバデー!
終わりと始まりが重なってるぜ!新しい日々へ、一緒によー!!」

テンポ速めでまさに駆け抜けてくような勢いがあったなー。
トミと成ちゃんが大変なんじゃ?と思って見たら、
すんごい気合い入ってて、これがスゲーカッコイイの!惚れる!(←何度目?w)

19.男は行く
また4人に戻り、本編ラストは『男は行く』で締める。
宮本さんがトミとアイコンタクトを取り、頷き合ったりを見ると何かグッとくる。
途中で石君のお尻を蹴って前に出し、成ちゃんの肩抱いて前に出したり。
成ちゃんがいつに無く静かに燃えているのが分かる。マジでカッコ良くてもう!!
石君も今日はがに股少なめで動画で見た初期の頃の様な割と自由な動き。
トミもここにきてパワー衰えずの安定感。さすが頼れる兄貴!
やっぱり4人が良いなぁ。この4人の演奏は良いなぁと改めて思った。
「行け!!!何でもいいから行けーーーーーーーっ!!!!!!!!」
渾身の絶唱でステージを後にした。
とにかく圧倒されっぱなしで濃密な時間だった。
本当に凄いっ!!

EN.1
アンコールを求める拍手の中、会場を見渡す。
こんなにも沢山の人が同じくエレカシを愛してやまないのだと思ったら胸が熱くなった。
しばらくして黒シャツに着替えた宮本さん登場。

20.武蔵野
「この優しさいっぱいの会場の雰囲気はいったい何だろう?
ありがとう、エブリバデー!」

本当に会場中にエレカシ愛が溢れてて素敵だったんだよね。うん。
やはりこれは野音で聴きたい曲のひとつ。
"俺達は確かに生きている"
同じ時代に共に生きている事を本当に嬉しく思う。

21.生命賛歌
石君のギターイントロが鳴った瞬間の歓声が凄い!
トミのドラムももうキレッキレで成ちゃんのベースと絡み合う。
ああ!カッコイイ!!!カッコ良すぎるっ!!!
「行けーー!石森ー!」で石君を前に出す。
体いっぱい使っての演奏!カッコイイよー!!石君っ!!
「俺は日本が好きだーーーーっ!!!!!!」
宮本さんの叫びにまた胸が熱くなる。
今、かなり難しい状況のこの国ではあるけれど、
それでもやっぱり私もこの日本が好きだ!

22.幸せよ、この指にとまれ
ギターを抱え、少し鳴らした後歌い始める。
疲れも見えてきてたけどそれでも力の限り歌う宮本さん。
「何でもイッツオーーライッ!!
幸せよ、皆の胸に咲けーーー!!咲き誇れーーーっ!!!」

23.友達がいるのさ
「おいっ」
嬉しい!!これもやはり野音で聴きたい曲のひとつ。
去年の野音で聴いた時、個人的に少し辛くもあったけどすごく励まされもした。
また聴けて本当に嬉しい。
「俺はまた出かけよう おまえらがいるから」
そう歌って会場中に向けた視線の真っ直ぐさに熱いものが込み上げる。
「サンキュー!」投げキスをして立ち去る。
いつの間にかシャツの胸がずいぶんとはだけてたなぁ(笑)

EN.2
そのまま座ることも出来ずボーゼンと立ったままステージを見てた。
会場から様々な声がかかる。
ほとんど間を置かずに再びステージに戻ってきた。
宮本さんは着替えてもおらず胸元がはだけたままだ(笑)

24.笑顔の未来へ
宮本さんすごい汗でタオルで拭っても拭き切れてない。
かなり消耗してそうなんだけど気力で歌いきってた。
客席に向かって手拍子を煽ってたけど自らを鼓舞してるようにも見えたな。
テンポもなんかちょっと速めでした。

25.ガストロンジャー
フラフラだったのがまた復活!何故?!(笑)
「野音にお集まりの皆様!イエェェェェーーーーーッ!!!」
またもや蔦谷さん前で求愛ダンスのタコ踊りを!(笑)
「レッツゴーーー!!勝ちに行こうぜーーー!」

26.ファイティングマン
「全員ファイティングマンだ!男も女もファイティングマンだ!!」
怒涛の盛り上がりを見せる客席!
もうホントすっごい盛り上がりで楽しかったなぁー。

EN.3
投げキスして立ち去る宮本さん。
誰もいなくなったステージを見つめながら
この場にいられた幸福感を噛み締めていた。
信じられない!白シャツに着替えた宮本さんがまたステージに!!

27.今宵の月のように
「エブリバデー、ありがとう!」
ひと言言ってそのままマイクに寄り掛かるようにもたれて動かない。
立っているのも辛いのだろうかと心配になる。
「ホントにどうもありがとう。アンコール!
皆もうお馴染みなんだけど…でも夏だし!
好きな歌!聴いて下さい!」

秋でもあり、夏でもありだ(笑)
どっちにしても気持ちの良い夜には違いない!
フラフラになりつつも最後まで全身全霊を尽くして
歌を、想いを届けてくれて本当に本当に嬉しかった。
最後に大きく投げキスをして、照れ隠しなのかお尻ぺんぺん☆
トミも成ちゃんも石君もとても良い表情だった。
メンバーもそれぞれが本当に輝いていて最高の演奏だった。
特に成ちゃんが私的に凄く印象深くて"成ちゃん祭り"でした(笑)

感動でいっぱいの満たされた気持ちで佇む体に夜風がとても気持ち良かった。
夏の終わりと秋の始まりを最高のLIVEで彩ってくれて
本当にありがとうございました!!
エレファントカシマシが大好きです。この最高のバンドが本当に大好きです。
とても大切な事なので重ねて言いました☆
しつこくてすみません(笑)