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   ADHDな私が一番苦手で失敗が多いのは金銭管理です。

 

 子供の頃からお小遣いはもらったら直ぐに好きなものに使い、急に友達が遊びに誘ってきてもお小遣いがないから断ったり、ちょっと借りたりしていくうちに友情にひびが入るなんてこともありましたし、その原因もわかっていなかったです。

 

 

    そして社会人になり一人暮らしも経験しましたが浪費癖は直っておらず、収入分がなくなるとクレジットカードでの買い物やキャッシングをしていました。

 

 それをリボ払いで返していたので借金はまったく減りませんでした。

 

 結婚してからもそうした生活は変わらず、常に生活は苦しく公共料金を滞納して電気、ガス、水道などが止められることも度々ありました。

 

 別れた夫も借金があり家計は火の車で次第に夫婦関係も悪くなり離婚に至りました。

 

 離婚後にお世話になった福祉関係者のアドバイスで自己破産をしました。

 

   でも根本的な浪費癖や依存症は直っていなかったので、8年後に今度は携帯決算や後払いを利用するようになり、またまた家計は火の車状態になってしまいました。

 

 そのことが社会人の娘にばれて二度目の自己破産をしました。

 

 

   自己破産の手続きを依頼した弁護士に「三度目はないので自分を律して、きちんと家計管理をするなり、人に委託するなりしてください」ときつく言われてしまいました。

 

   娘も「お母さんにはもう家計を握らすことは出来ない」と食費や日用品費などの生活費を1週間分渡してもらってやりくりする日が1年ほど続きました。

 

 

インターネットも

止められて

しまいました。

 

 

  そこまで最悪な状態になってはじめて、このままではいけない、何とかしなくてはと精神科のカウンセリングを受けたり、

 

 発達障害当事者の村上由美さんが書かれた

「ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手にお金と付き合うための本」

という本を図書館で借りて読んで問題から逃げずに向き合うことができました

 

 

 

 

    その中に発達障害の人が金銭管理に悩んだり、苦手なのはプランニング(未来を見通して計画する)や遂行能力(計画したことを段取りよく実行する能力)が著しく苦手だからと書かれていました。

 

   まさに私に

欠けている

能力です。

でも逆に考えれば、

これを伸ばせば

良いのでは?

という考えに

行き着きました。

 

 

  

     また、視覚化されていない情報を捉えずらい、未来のメリットのために今の欲求への制御が難しいとあり、今まで苦手、赤字や浪費癖を隠したいから家計簿を付けることは避けてきましたが、

 

金銭問題を

改善していくには

家計簿による

お金の流れを

日常的に把握する

ことは必要不可欠

だと思いました。

 

 

 

 

   市販の家計簿では大雑把にしか把握できないものが多いので、商業高校で学んだ金銭出納帳で細かくお金の流れをわかるようにしました。

 

  そして未来のメリットのために今の欲求への制御が難しいは、欲しいものは後払いなどの借金ではなく、少しずつ積立て買ったり、我慢することができるようになりました。

 

 

 

 

    そうしていくうちに4月に娘が家計を返してくれました。

 

 ネットも9月に回復してくれました。

 

 娘との関係も今は良くないですが、私が自分をきちんと律していれば、時間はかかりそうですが少しずつ修復していけると信じ祈っています。

 

 

 旧約聖書に

「自分のそむきの罪を隠す者は成功しない。それを告白して、それを捨てる者はあわれみを受ける。」

(箴言28:13)とあるのは本当だなと実感し感謝しています🍀

 

 

   家計簿を付け出してはじめて8月は予算を1万近く抑えることが出来てうれしく、思わず自分で自分を「えらい!良く頑張ったね」と褒めていました(笑)。

 

 

     発達障害があると当たり前のことがなかなか出来ないので怒られることはあっても、褒められることが少ないので

 

家計簿など日常を

可視化することは

面倒で大変に感じる

かもしれませんが、

自分の頑張りが

目に見えて

わかるので

自信にもなるし

チャレンジしてみる

価値は

大きいですよ。

 

 

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