訃報を知らせる 1本の電話。
余りにも 突然のことに
葬儀に関わる仕事をしていて
親族の葬儀でも そこそこの対応をしてきた私なのに
発した言葉は
「どうしよう・・・ あぁ どうしよう」 だけ・・・
体中の血が ぐるぐる わなわな 駆け巡り涙があふれ
久しぶりに しゃくり上げて泣いた。
信じられなかった。 イヤだった。
亡き人は 83才。
3年ほど前 急激に お痩せになったので
その時から いつかは この日が来るものと思ってはいた。
でも 時折 耳にする近況は お元気だ 相変わらずだ とのことで
年に1度の お食事会を欠席された時も
「少し体調を崩されただけ。数日前まで お元気でこの会を楽しみにしてみえた。
またすぐに快復されて 色々なお話が聞ける。」との親近者の話。
まさか その日が近付いているなどと思いもせず
お元気なお姿を思い浮かべて 次にお会いできる時を楽しみにしていた。
お旅立ちは お食事会から3日後のことだった。
半世紀近く歩んできた私の人生。
自叙伝が書けるほど色んなことがあった。
それでも 私の辞書には 反省の言葉はあっても 後悔という言葉は無かった。
後悔した。 体が震えるほどに・・・ 今なお 後悔している。
最期に教えていただけたこと。
それは 会いたい人には 早く会いに行く。
先生 ありがとうございました。
先生に少しでも近付けるよう 世のため人のため
私が出来ることを行動に移し 精一杯生きていきます。
いつか かの地で会えた時 また笑ってオシャベリしてくださいね。
合掌