二ヶ月空いてしまったけど、木村秋則さんの講演会レポの続きです。前回はこちら→◎

「私、格好がゴルゴ13みたいでしょ」とギャグからスタートした木村さん

会場が和んだところで、次々に明らかになる農薬と肥料の害…。農薬が危ないとは想像つくけど、余分な肥料が毒になるなんて、私も著書を読むまで知らなかったもんな

植物の生育にほぼ肥料は使われず(10~15%程度)、残りは土に浸透して水に溶け出したり、気化して温暖化の原因に。ちなみに気化した場合亜酸化窒素になって、なんと二酸化炭素の約300倍の温暖化効果があるそう。

日本で許可されてる食品添加物の種類は諸外国に比べて飛び抜けて多く、更に残留肥料?の数値も桁外れ。有機栽培やオーガニックで使われる有機肥料は、木村さんの著書によれば３年は寝かさないとダメで、一般に流通しているものがそんなに手間やコストかかってるとは思えず…。

私はこの話を初めて知った時、勿論市販の食品を体内に摂り入れることへの抵抗も生まれたけど、それよりも随分地球を汚染してきてしまったことへのショックの方が大きかった。

農薬や肥料が土壌のみならず水も汚染するのは当然で、当たり前のことに気づかなかった自分の馬鹿さ加減に、心底呆れたし脱力した

自然を傷つけていたことで、どこかしら自分も傷ついていたんだと思った。

自然栽培を知って、ホントは農薬も肥料も無くて全然大丈夫で、何なら耕さなくてオッケーな方法もあって。

収量減るって言っても、そもそも減反してるし、飽食なんて不気味なことが通常になってる今、少し位食べる量減らしたって健康になるだけだと思う

食べ物も健康も豊かさも、無いと思ってたものは元々全部与えられていて、それをわざわざ損なっていた自分の情けなさを手放したら、あとは前に進むだけ。

それぞれの持ち場でやれることをやっていこう

ちなみに、大阪では自然栽培してる農家は少ないけど、販売網が既にあるので、そこはいいねという話が出てました

最後、会場で売っていた無添加•オーガニック素材のコロッケをご紹介

お昼ご飯用に買って、冷めてて油ものだしどうかな?と思ってたら、良い方に期待をぐーんと裏切られた

クリーミーで滑らかで、芋の優しい美味しさで口の中が一杯になって…小さめなのに、これ一つで充分お腹が満たされてしまった

子どもの頃、じゃがいも特有のあのツンとした味?が嫌だったんだけど、アレ多分農薬や肥料の味だね

そんなエグミは一切なく、美味しすぎて、コロッケはこれ以外食べたくなくなったし、変な食べ物を身体に入れるのが嫌になってしまった。

そしたらまた食べる量が減って、その分割高だけど無農薬無肥料の野菜を買えるし、そういう食べ物は少量で満たされるから、また食べる量が減って…と、身体の声を聴けば無理なく軽い食事になるみたい

同時に食への執着も薄れてくから、何だかやっぱり本当の「快」に従っていけば自然と上手くいくんだろうな。

そんな感じで、どうせいずれは食べなく(食べられなく?)なるんだから、今は今ある「食べる」を楽しもうと思った。

長くなったけど、読んでくれてありがとう

２月もあと十日、楽しんで参りましょう

2024/12/08 木村秋則さん講演会➁