今週の登場人物:姫君→藤原公任のむすめ。990年(平安時代)を生きる
女房→姫君に仕えるお姉さん。いたずらっこな姫君のお世話にいつも手を焼いている
時は平安…990年のこと
女房:姫君よ!またどこかに隠れているのですか(怒りながら)
姫君:(几帳の後ろに隠れてくすくす笑っている)
(几帳から姫君の袖が出ている)
女房:ここですね(ばっと几帳を開ける)
姫君:(ふふと笑いかける)
官僚:女房や!
女房:(几帳を慌てて閉めて姫君を隠す)どうされましたか
姫君:(几帳の中で悲しそうにする)
(女房・官僚の話している声がする)
姫君ナレーション:私は檻の中にいる それは当たり前で、時には居心地がよかった だけど窮屈に感じるようになってきたことはいけないことなのでしょうか…
(この作品はフィクションです)