愛犬テト13歳との闘病生活を綴っています。


前回、テトの具合が悪くて

仕事を急遽休みました。


休むという連絡をしたとき

犬のために休みますと言ったら何て言われるんだろう。

だめだと言われるかな?

怒られるかな?

犬のためなんてありえないと言われるかな?

そんな事を考え、素直に理由が言えず


「家族の具合が悪くて休みます」と伝えた。


すると上司から

『家族って誰?お父さん?お母さん?』

と、更に聞かれた。

嘘をつくことができず

「犬です」

と答えた。


上司は

『何できちんと言わないの。駄目なんて言わないんだから、正直に最初から言いなさい!』

そう言ってきた。


犬が家族同然という時代になってきたけれど

すべての人がそれを受け入れている訳ではない。


休むことに理由は伝える必要ないって言う人もいるかもしれないけど。

全ての会社がそうとは限らない。


ペットに対して、社会は認める範囲が広がったけれど。

やっぱり人間と同じ扱いまではいけない。




ここで私が休みを取らず、テトを病院に連れて行かなくて、具合悪くなったとしたら?


その責任を取ってくれるのは誰?

テトを面倒見てくれるのは誰?

テトを愛してくれるのは誰?


仕事を休むなと言った上司?

そんなことで仕事休むのかよと言った同僚?

陰口をたたく周りの仲間?

顔も分からない、世間一般論を語る人?


いや、違う。

誰もテトのことを大切にしてくれない。



結局、大切な存在を守れるのは

自分でしかいないんだよな。


そう思ったのでした。


だから、誰のせいにもしなくないし

自分のせいにもしたくない。


そう思って、周りの考えは聞かずに

私は私の大切な存在を守るため、仕事を休む決意をした。


結局仕事を休んで受診し、翌日仕事に出たけれど。


出社して同僚に言われたのが

「犬の具合が悪くて休んだ?すごい理由だな」

という悲しい言葉だった。


人にはそれぞれ

大切にしていることがあり

その大切にしていることが第一優先。


それが

ある人には子供だったり

ある人には犬だったり

ある人には猫やハムスターだったり

ある人には推しのコンサートだったり

ある人には親だったり

するわけで。


ある人には子供の体調不良で休むことが優先事項であり

ある人にとっては、犬の体調不良で休むことが第一優先だったりする。


ただ理由が違うだけで

みんな休んでいるという行動は同じなのに。


犬だから、ペットだからって否定される。


もっとペットを飼っている人も

住みやすい生きやすい

世界にならないかな。


価値観を尊重しあえる

世界にならないかな。


そんなふうに思った出来事でした。


だからもし、

周りになんて言われるか分からないから

ペットのことで休めない!

そう思っているのだとしたら

迷わず休んで、大切な存在を大切にしてほしいと思う。


もちろん、周りから冷たい目で見られたり

冷たい言葉をかけられたりするかもしれないけど。


でも


大切な存在を守れるのは

自分しかいないから。