先日、人生最後の修学旅行に行ってきたマリオ。

かなり疲れて帰ってきましたが、私の母に「沖縄にまた行きたい」と言ってました。

何が楽しかったか、ということよりも、「また行きたい」と思える修学旅行になったことがとてもうれしい✨


...ということで、事前準備大成功!

心からホッとしました✨




2年生になってから、何度か先生と修学旅行について話しました。でも例年2月に行なっていたのに今年度から11月に変更したことで、先生達がバタバタ💧

ホテルも例年とは違うところになったりコースも変わったりして、前年度の資料も使い物にならず、はっきりしたスケジュールが出たのが1学期の終わり。先生たちは下見にも行けなかったそうで...



「マリオなら大丈夫じゃないですか?そんなに心配することもないと思うんですけど...」by.担任



はい、キタキタ(想定範囲内💧)


本人も先生方も大変な状況の発達障害の生徒さん達が他にいるので、特にトラブルもなく楽しく学校生活を送っているマリオはどうしても軽く見られてしまうんですよね...orz



先日、NHKの特番「発達障害って何だろうスペシャル」でも、自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害、この3つを全て持っている人について取り上げられました。まさにマリオそのものなんですけど...。


千原ジュニアさんの「3つってことは3倍大変ってことなんですか?」という質問に



「もし障害が1つだけだったら他のところで補うことができていたことも、2つ3つ重なることで代わりに補うことも難しくなるので、ひょっとすると3倍以上かもしれない。」


と、吉川先生がおっしゃってましたが...

まさにこの通り。

しかもマリオは感覚過敏も加わって...
本人の生きにくさはどう見ても3倍以上なんです。



...と言っても、小6の時に「思春期に入ったら重くなるから」と本田先生から言われていた感覚過敏は、逆に和らいでいます。

これについては、先日のLD学会で感覚統合の岩永先生が


と仰っていたそう。

確かにそうなんです。中学も高校も、何かあってもその日のうちに学校内で先生とマリオが解決していたので、マリオの情緒は安定していたから(親への反抗はあるけれど)。

そしてそれらの経験が積み重なって、自分で解決する方向へ動くようになっているから。



マリオの今の主治医は

「マリオくんは疲れやすさもあるので思春期に感覚過敏が重くなるタイプだけど、情緒が安定してるからか逆に軽くなってる」と。

そうなんだなぁ、と納得しました。


そんなふうに落ち着いて過ごしているので、家族ではない人達からすると困り感が何もないように見えてしまうんですけど...(これはもう仕方ないことなので、責めるつもりはないです。)

一緒に暮らしてるとわかります。安定していても生きにくさやしんどさがあることは...。


でも、軽く見えるから、安定しているから、手立ては必要ない、なんてことはありません。

毎日何かしらしています。

なので「必要ない」と言われてもとことん食い下がる(笑)

と同時に、先生の負担も考えなければならないんですけど💦

ということで、3回目の修学旅行の事前準備は、精神的に骨が折れました💧

でも最後の修学旅行が「また行きたい」で終わることができて本当に良かったです音譜
 



(続く...かもしれない←)