先日、無事退院をいたしました。
と言うことで滞在記を書きます(長いですよ~)。


入院1日目-前日入院-


台風が、足早に通り過ぎてくれて一安心。


朝10時に入退院窓口へ


4人部屋希望でしたが、
2人部屋しか空いていないということで、
一先ず二人部屋へ。


10階、部屋へ案内頂くと、窓際。
眼下には岩崎邸の洋館、少し目を遠くにやると

湯島天神の屋根が見えます笑


たまたまお隣もいなかったのと、
環境が良かったので、
このまま二人部屋でお願いすることにしました。


こちらの病棟はすべてのお部屋に
トイレとシャワーがついているようです。
(4人部屋にもついてます)

いいのか悪いのか・・・気を遣いそうです。


私の部屋には、窓際にトイレとシャワールームがありました。


こんな感じ

さて荷解きをしながら、
足りなものを買ったりで、
往生際悪くなかなか着替えず売店を行ったり来たり、
何だか着替えるともう後戻りできない感じで・・・
いや後戻りする気もなかったんですが・・・
娑婆の余韻を引きずって・・・

そうはいってもいつまでもブラブラはして
られず、観念してお着替え


こんな棚が付属してます

洗面台はこんな感じ


看護師さんから説明受けて、


麻酔科医さんとお話して


腰痛が酷い旨お話しすると、


手術台にはエアウィーブを使用しているとの事で


ひと安心スマイル


ただ、ここで、愕然とする事実が判明!


麻酔科医「アレルギーありますか?」


私「花粉症ありますが、検査しても出てこないので、何のアレルギーかわかりません」


麻酔科医「何か食べてかゆくなる事ないですか?」


私「特に・・・ああそう言えば、
パインとキュウイを食べるとかゆくなりますが・・腫れたりはしません。」


麻酔科医「それは、ラッテクスアレルギーですね」


私「ええっ!ラッテクス・・・!アレルギー泣

いや私、バルーンアート風船が趣味で・・・
かゆくなったりしませんけど・・・(しどろもどろ)」

(イヤ、そういえば、沢山作ってると喉がイガイガするかも・・・)


麻酔科医「粘膜につかなければ大丈夫でしょう」


晴天の霹靂!! 衝撃の事実。こ・こ・これは・・・・
この事実を私はどう受け止めていけばいいのでしょうオロオロ


そんな私の動揺ををよそに麻酔科医は
ラッテクスフリーで手術しますね


オーマイガッ!
この先私は、どうやって生きていけばよいのでしょうか・・・


そして、そんな私の動揺をよそに次々に物事は進むのです。


15時頃ICGの注射を足の親指と人差し指の間に打つ
ちょっと痛い。


夜主治医が光を当てる。
1日位立たないと正確にはわからないようですが、
あまり漏れているところはないようです。

後は、手術前に見ますとのお話。


夕食は普通にでました。

元気な人は談話室で食事をします。


談話室からの景色です。



後で知ったのですが、事前に言っておけば、
病院食を止めてレストランで食事ができるようです。
(術後歩けるようになった後でも可)


談話室にはインターネットができる端末が1台ありました。

外来病棟は公衆無線LANがあるようですが、

入院棟には、入ってません。

私は、wifiルータを用意したから大丈夫と思っていたのですが、

イーモバイルには、3日で1Gという容量制限があり、
使い物にならないことが判明ショック涙ver.

下剤も飲む必要が無いようで、
看護師さんに聞きました
「大丈夫ですか・・・ね。」
「皆さん我慢できますよ」との事。


買い物は
おむつとT字帯
(おむつは使わなければ返品可)


一番の心配は腰痛でしたが、

それより何より、ラッテクスアレルギーに衝撃をうけましたガクリ


入院2日目-手術当日-


手術は朝一番の8:00


朝ご飯は出ません。
水はOK。


便が心配だったので、
5時頃には起きて水を沢山飲んで、
出すもの出して手術に挑みたかったのに、
出ません。

いつもスースー出るのにこんな時に出ません。


そうこうしているうちに時間が・・・
T字帯をつけ手術着に着替えてお迎えを待ちます。


手術室には家族と共に徒歩で向かいました。
さすがにドキドキです~。

朝一なので、ゾロゾロと手術の方々が手術室へ向かい渋滞。渋滞
家族とは手術室があるずっと手前の入り口でお別れです。


不折布の帽子を被り、手術室までさらに歩くのですが、
よりによって、一番奥の部屋。
手術室にこんなに歩いて向かったのは初めてだ。

キョロキョロしちゃうよ目
そして扉には名前とラッテクスフリーの文字がーん


執刀医は3人。
3か所同時進行です。


主治医の顕微鏡下での手術の様子をモニターで見せてくれます。
もちろん解説付き。


一番下っ端の先生が眼鏡をしていると
電気メスで焦げるから(電気が人体を通ってメガネの柄が焦げる

ような事を言っていたかと・・・)

外していないとダメと言ってましたが、
看護師さんが大丈夫よと途中からかけてくれました。

最初だけダメなのかだまされたのか・・・


メスが入ると黄色い脂肪がワラワラ、
先生がメスで少し脂肪を切り取りながら
リンパと静脈を探しています。

この時痛ければ、「痛い!」と言えば麻酔を足してくれます。


先生がこんな細い糸で縫うんだよと目の前に糸を持ってきて

見せてくれますが、見えません。

近眼の老眼は細かいのを見る時はメガネをはずさないと

見えませんうっ


首から下は布で仕切ってあり、見えないように遮断されている

のですが、モニター見つつも、ここでも周りをキョロキョロ目

ちょうどピコピコ言っている心電図マシンが目に入りました。


私、ホトフラの時に、心臓がキューとなりハアハアするので、
ちょうど良い機会なので、ホトフラが来た時にその機械を見ていた所、
60後半~70前半で落ち着いていた脈が一気に90過ぎまで上がり、

収まるとまた60後半~70前半の脈に戻りました。
やっぱり気のせいではなかったこのですね。


病室を出てから戻るまでは約4時間
手術自体は2時間40分。
腰はギリギリ持ちました。


左右足首、脹脛、太もも鼠蹊部近くの3か所ずつ
計6か所で10本吻合できました。


この写真はリンパ管の脇に穴を開け静脈と吻合した

という事です。

このつなぎ方は、リンパ2本吻合したと数えます。


リンパ管と静脈の場所等でつなぎ方が変わります。

リンパ1本しか繋げないところもありました。


術後は痛みもなく、意識もはっきりしているので、
お部屋に戻ると(さすがに帰りはストレッチャー)
そのまま昼食に突入です。


便意がでたらどうしようチョット心配でしたが、
緊張しているせいか稀有に終わりました。
出ないと、それはそれで腸閉塞大丈夫か心配に
なるのですが・・・・


それにしても、部分麻酔はすごいね。
元気だ元気


当日は、尿カテーテルは外れませんが、
ベットを起こして座った姿勢はOK
でも立つことは許されません。


凄く細い糸で縫っているので、
吻合部が外れるからクレグレも大人しくと釘をさされます。


吻合部が外れると傷口から液漏れするのでええ!!
すぐわかるそうです。


さあ術後は恐れていた血管拡張の点滴がありますムンクの叫び
最初から看護師さんに痛い点滴は嫌だと言っておりました所、
錠剤もあるとのお話。
最初から言いってよ~である。


しかも、錠剤と点滴がどっちがいいとか悪いとかの
エビデンスもないとの事。
ただ、点滴の方が直に血管に入れるので、
いいのでは無いかという慣習のようです。

という事で、早速錠剤でオーダー!


先生に確認してもらうと
「1回も点滴やってないにいきなり錠剤はな~、

痛くない人もいるし、思いのほか耐えられるかもしれないし」と

点滴派のようです。


ということでじゃあ1回はやるよと、点滴に挑んでみました。
(点滴の名前忘れてしまいましたが、メイロンも入っている
そうです。)
やっぱ痛いね息止め
手首あたりから肩位までジンジンと
ジミーに千切れるような痛さなんだよね。
1本終わった所で、
指先までものすごく腫れた為点滴はやめにして錠剤にしてもらいました。



入院3日目-安静-術後2日目


朝方3時ころにどうにも腰が痛くて、

でも尿カテーテル入っていると身動きも
ままならず、見回りに来た看護師さんに抜いて頂きました。
朝7時には抜く予定だったからまあいいでしょうとの判断のようです。


その後、ベットの中でクルクル姿勢を変えていたら
どうにか腰痛も収まりました。


本日トイレ以外は絶対安静
そーっと歩くが、立って歩いても痛くないよ。



入院4日目-お茶に行く。完治するかな-術後3日目


1階の売店への許可は出ませんが
15階の精養軒でのお茶の許可は出ましたコーヒー
足を椅子の上に投げ出して座っていればOK。


シャワーもOKです。


夜に教授の診察。
光を当てると右側下腹部から鼠蹊部、が光っています。
他は大丈夫のようです。

で、ここでも幾度かされた会話をリフレイン


教授「初期だね」


私「そうです」


教授「腫れてからすぐに来たの」


私「そうです」


もう何回同じ会話をしたかしら・・・やれやれ


教授「初期だから完治しそうだね」


へっ今なんて言った!!

完治!!やったねビックリマーク


教授「でも皆僕が弾性ストッキング脱いで

いいって言っても心配だからって皆脱がないんだよね。
だから効果がどの位なのか見えないんだよ」


と何だか気の毒なセリフ


私「私はすぐ取りますから。」


おかしいと思ったらすぐにまた履けばいいよね。



入院5日目-暇だ-術後4日目


そろそろ、日にちと曜日の感覚が無くなってきました。
売店への許可がまだ出ません。
日程表を見たら、
術後2日目には売店に行けるように行程表には書いてあったのに



入院6日目-売店へ-術後5日目


売店への許可が出ました。
ターリーズでソイラテお持ち帰り。



入院7日目-7日帰りは縁起が悪い-術後6日目


本当は、退院の日でした。

母が七日帰りは縁起が悪いと言い出して。

事前に日程を変更していただきました。

もちろんもう少しましな理由にして


でも明日は、赤口だとかいいだして・・・
そんな事言っていたら、永遠に退院できません苦笑い



入院8日目-退院-術後7日目


以前から興味のあったミドリムシを購入。

いやーん、ユーグレナって言ってきゃぁ~


せっかくなので、東大を少し見学。
ほんの少しね。
学食でご飯頂きました
トン汁おすすめ。



注意事項
・一月はおとなしくしてる事。
・弾性ストッキングは退院時から履きます
・無理しない程度に歩く。
・強いマッサージはNG。
・湯船に入るのはOK。
・温泉はばい菌がウジャウジャなので、浮腫の人は基本NGだが、
 今まで入っていて、蜂窩織炎になっていないのであれば
 一月後から入ってもいいでしょう
 (ちょっと先生歯切れが悪いです。看護師さんは半年は
 入らないように言ってました。)
・ヒール(靴ね)は、一月はやめて欲しい。
・傷口はマイクロポア(肌色)を3か月位貼りましょう。


次回、検診は半年後です。
2か月前に自分で予約を取って下さいとの事。
ドライだ~。


今回の手術の痛みは、腰痛、点滴と
ICGの注射と麻酔でしたが、術後の点滴は錠剤にしてもらったし
術後の痛みは無いし何とも快適。


ただ、看護師さんに聞いたら、
同様な手術でも痛みどめ無いと耐えられない方もいるそうなので、
何とも言えないです。


浮腫の予防で受けられる方もいるそうです。


脂肪吸引だと10日位の入院で、
たくさんとると痛みがあるようです。


病院食は1800calということですが、順調に500g位太りました。

間食のせいですかね。


二人部屋でしたが、
ほとんど一人で過ごせました。
時期もあるのかもしれませんが、
他の方のブログを読んでも
二人部屋をほとんど一人で使っている方が
多いようです。

病院側も気を使ってるかもしれません。

LVAを緊急手術する方も少ないと思うので、

限度額認定書を持っていけば87,000円受けられます。



しかし、退院してきましたら、すっかり寒くなっていて
衣替えしてから入院すればよかったわ。


何も考えていない私は、退院したら、
会社も休みだし、この機会に掃除して衣替えして~
お茶して~
なんて思っておりましたが、目論見は外れました。


来週からはお仕事です。
それまでは、大人しくしてます。