





フェラーリが推されている理由は、なんといっても8日間のテストのベストタイムで総合1位と2位を独占した速さだ。1回目のテストでセバスチャン・ベッテルが1分19秒952で2番手のタイムにとどまったフェラーリだが、じつは1回目の総合トップのバルテリ・ボッタスがトップタイム(1分19秒705)を記録したときに履いていたタイヤはウルトラソフトで、ベッテルの1分19秒952はソフト。つまり、ベッテルのほうがペースは上だった。
それを裏付けるのは1回目の総合3番手のキミ・ライコネンの1分20秒872もベッテル同様にソフトタイヤで記録されたものだったのに対して、総合4番手のルイス・ハミルトンの1分20秒983がスーパーソフトだったことである。テストでのソフトとスーパーソフトの差は約コンマ4秒だったことから、すでに1回目のテストでフェラーリはメルセデスAMGよりもコンマ5秒程度速かったことになる。
その事実が証明されたのが、2回目のテストだった。総合トップがライコネンの1分18秒634だったのに対して、総合3位のボッタスはライコネンと同じスーパーソフトで1分19秒310にとどまった。
フェラーリとメルセデスAMGの差は、ウルトラソフトでも変わらず、総合2位のベッテルに対してハミルトンはコンマ3秒のギャップを築かれている。




だが、2回目のテストではこれらのアップデートを十分に使いこなせずに、メルセデスAMGのタイムが伸び悩んだ。したがって、テストでの結果を元にオーストラリアGPではメルセデスAMGはさらなるアップデートをしてくるはずというのが、メルセデスAMG有利説を唱える人々の根拠である。
果たして、メルセデスAMGがどんなアップデートをメルボルンに持ち込んでいるのか。そして、フェラーリはどんな進化を遂げているのか。開幕前日の車検に注目したい。
