くなってすいません!色々と事情があったため遅れました! と言うわけでラストはヤマトさんのリクエストより。 もし優君が生きていて両親とも仲が良く明るい千早だったら…というifストーリーです!(※優君、両親は出てきません)


これはとある一人のアイドルとプロデューサーのお話…。

俺は新米プロデューサー。社長にスカウトされ俺は13人から一人のアイドルをプロデュースすることになった、見た瞬間に直感を感じて如月千早と言う娘をプロデュースすることにしたのだ。

~出会い~

俺は早速彼女がいると言う屋上に向かった。
ドアを開けるとそこには黒く長い髪をなびかせて澄んだ声で歌う一人の少女がいた。
完全にその歌に俺は聞き惚れていた…。
彼女が歌い終わった後、俺は拍手をしていた。

「君が如月さん…ですか?」

『はい。如月は私ですが…あなたは?』

「申し遅れました。私は今日から貴方のプロデューサーをさせていただく○○と申します。これから宜しくお願い致します。」

『ああ、貴方が社長の言ってた方なんですね。はい。こちらこそプロデュース宜しくお願いしますね。』

そしてその後会話を軽く交わす。

そして少し時は経ち、ラジオの収録、雑誌撮影、レッスンなどをしながら彼女は着実に力を付けていき。初めての昇格オーディションに望むのであった。


ーーーEランクオーディション前ーーー

オーディション前の彼女は少し緊張しているように見えた。そこで声をかける。

「如月さん。緊張してますか?」

『は、はい。なにせ初のオーディションですから、その、ラジオとかとはまた違う緊張感があって…!』

「如月さん。大丈夫です。レッスンとかで培った物を出せれば貴方は必ず勝てます。絶対です!近くで見た私が言うのですから間違いありません!」

『ふふっ、凄い自信がおありなんですね、緊張がほぐれました。分かりました、貴方を信じて頑張ってきますね。』

そしてオーディションに彼女は向かう。
そしてその圧倒的な歌唱力を発揮し危なげなくEランクオーディションに合格するのであった。

ーーーEランクオーディション後ーーー

『やりました!合格しましたよ!プロデューサー!』

「ええ!やりましたね!おめでとうございます!如月さん!」

そして千早はEランクになったのであった。

そしてまた時は経ちーーー

ーーーDランクオーディション前ーーー

「良し!如月さん!このオーディションに合格すればDランクです!今回も圧倒してやりましょう!」

『ふふ。プロデューサーらしい励まし方ですね。ええ、今回も全力でやりきってきます!…それともし合格したらお願いを一つ聞いて貰っても…良いですか?』

「はい!私に出来ることなら!」

そして彼女はDランクオーディションに合格した。

ーーーDランクオーディション後ーーー

『プロデューサー。勝ちましたよ!どうでしたか?』

「最高のパフォーマンスでした。あれは全審査員が如月さんを選ぶのは間違いない。そう断言できます!それで…お願いとはどのようなもので?」

『お願いと言っても簡単なものです。長く過ごしていますし…千早って呼んでくれませんか?それと敬語も出来れば外して頂けると…その。嬉しいのですけど』

「わ、分かりました。直していくよう心がけるよ。
如月さ…千早」

『はい。お願いしますね。プロデューサー』

そしてまた時が経つ

ーーーCランクオーディション前ーーー

「千早!頑張ろうな!これに勝てばCランクだぞ!」

『はい!プロデューサー!行ってきます!…その。もし合格したらご褒美が欲しいんですが…良いですか?その方がモチベーションも上がりますし!』

「ああ!もちろん!ご褒美を考えておくよ!」

そして千早は軽い足取りでオーディションへ向かっていく。そして軽く合格して見せるのであった。

ーーーCランクオーディション後ーーー

『ふふ、どうでしたか?プロデューサー♪』

「ああ!最高だったぞ千早!そしてご褒美を考えておいたんだ。今度出掛けないか…二人で!」

『は、はい!是非お願いします!』

そして二人は待ち合わせの日を迎える。

『あ、プロデューサー。おはようございます。待たせてしまいました?』

「いや、俺もさっき来たばかりだから大丈夫だ。じゃあ向かうとしようか。千早。」

『はい!あ、あの!手を繋いでも?』

「それくらいならいいぞ。」そして二人は手を繋いで目的の場所へ向かう。

『ここは…水族館ですか?』

「ああ、俺のおすすめの場所だ。癒されるし心が落ち着くぞ」

そして二人は水族館を見て回る。

『ふふ、水族館なんて久しぶりに来ました。去年に弟と来て以来ですかね。』

「千早には弟さんがいるのか。さぞ千早みたいに真面目で優しいんだろうな。」

『はい!自慢の弟です!良ければ今度会いに来てください!』

今日で千早との絆がより深まった気がした。

そしてまた時は経ち

ーーーBランクオーディション前ーーー

「良し!今回も頑張っていこうな!千早!」

『は、はい。頑張りますね。プロデューサー』

「ん?元気がなさそうだが…何かあったな?」

『プロデューサーはなんでもお見通しですね…実は…』

そして千早はオーディション前にあったことを話す。
どうやら今回オーディションを受ける一人にお前が勝ったらお前の家族をメチャクチャにしてやると脅されたらしい。それを聞いて俺は千早を後ろから抱き締める。

『プ、プロデューサー!?いきなりなにを!?』

「千早、大丈夫だ。千早も千早の家族も俺が全てを賭けて守ってやる。だから全力を出してこい。」

『…はい。ふふ。プロデューサーにそう言われてしまってはもう怖いものは無いですね。行ってきます!』

そして不安が消えた千早は足取り軽やかにオーディションに向かう。そして圧倒的な実力を発揮し合格したのであったーー。

ーーーBランクオーディション後ーーー

『プロデューサー!勝ちました!…ふふ。貴方の言葉で安心していつもより実力を出せた気がします!』

「ああ!最高のライブだったぞ!後安心してくれ。その脅したアイドルの社長に話はつけといた。だから大丈夫だ!そうだ。今回もご褒美に二人で出掛けような!」

そして待ち合わせの日。

この間と同じやり取りをし今度は遊園地へ向かう。

『プロデューサー?その。貴方のアイスも一口貰っても…良いですか?』

「おう。もちろん良いぞ。じゃあ千早のも一口貰おうかな」

みたいな出来事や

「おうおうネーチャン可愛いじゃねぇか。俺らと遊ぼうぜぇ。」

『いえ、私は人を待っているのでお断りします』

「ああん?お前に拒否権なんてねぇよ!」

そして輩は千早の腕を掴もうとする。
その腕を俺は掴む。

「誰だてめえ!」

そう言うが早いが腕を取って背負い投げを決める。

「俺の大切な人に手を出したらただじゃおかねぇぞ!!」そう言って威圧する。

輩達はすぐに逃げていったのであった。

「ふう、大丈夫か、千早」

『はい、大丈夫です。ふふ。格好良かったですよ。それに大切な人って…。嬉しいです。』

「ま、まあ事実だからな。」

そしてその後二人は遊園地を全力で楽しんだのであった。

そしてまた時は経つ

ーーーAランクオーディション前ーーー

『プロデューサー。あの。抱き締めて貰って激励の言葉をかけて貰っても良いですか?』

「ああ!もちろん!千早がそうして欲しいって言うならいくらでも!」

そして千早を正面から抱き締めて…

「千早。頑張ってこい。俺が付いている限り千早は無敵だぞ!!」

そして千早を送り出す。

そして千早は余裕の合格をするのであった。

ーーーAランクオーディション後ーーー

『ふふ。プロデューサーの応援があるから安心して全力を出せました♪』

「ああ!今回も最高のライブだったぞ!!」

そしていつものご褒美の話をし待ち合わせの約束をするのであった。

千早とプロデューサーは京都を二人で中睦まじく観光をし旅館に向かうのであった。

「しかし大丈夫なのか?千早。俺と同室で泊まりたいだなんて。両親の許可とかそういうのは…。」

『ふふ、大丈夫ですよ。両親も快く了承してくれましたし。プロデューサーなら大丈夫だって。』

そして二人はそれぞれ風呂に入りーー

『プロデューサー?ど、どうですか!私の…浴衣姿は!』お風呂上がりの千早がそう聞いてくる。少し濡れていてとても扇情的な千早を見て

「ああ、とても綺麗だぞ千早!千早以上に浴衣が似合う人なんていない!まさに大和撫子!って感じだ!それで迫られたらほとんどの男は落ちるんじゃないか?」

『そ、そうですか。ふふ、照れますね…』

そして夕食を食べ終わり夜になる

俺の布団に千早が入ってこようとする。

「ま、待つんだ。一緒に寝るのは流石に…その。間違いとかもしかしたらおきるかもしれないぞ!?」

『ふふ、大丈夫です。プロデューサーになら間違いを起こされても…なんて。』

そして千早に翻弄されながらその夜は更けていったのであった。

そしていよいよ最後のオーディションの日がやってきた。

ーーーSランクオーディション前ーーー

「とうとうここまで来たんだな。もう負ける気なんてしない!勝つぞ!千早!」

『はい!あ、でもその前に…その。唇でなくても良いので…口づけをしてくれませんか…?そしたら私は無敵になれますから…!!』

「…わ、分かった!」

そして俺は千早のおでこにキスをする。

『ふふ、ありがとうございます。あの、もし勝てたら伝えたいことがあるんです。聞いてくれますか?』

「ああ、俺も伝えたいこともあるし…もちろんだ!」

そして…千早はなんと審査員全員から選ばれ…トップアイドルになったのであった!!

ーーーSランクオーディション後ーーー

『プロデューサー!』

「千早!」

二人は抱きしめあって互いに感謝の言葉を伝えあった。そして明日9時に屋上に来て欲しいと千早に言われるのであった。

そしてその日は来た。

俺は屋上のドアを開ける。

そこには…トップアイドルになっても変わらず歌い続ける千早がいた。

『プロデューサー!来てくれたんですね!良かった…。あの!ここまで私を導いてくれて…本当にありがとうございました!それでその…伝えたいことと言うのは…』

「待ってくれ、千早、その前に俺から伝えたいことを言わせて貰っても良いか?」

『は、はい。プロデューサーが言うのであれば…』

「えーと。その、なんだ。初めて千早を見て、その歌を聞いた頃から惹かれていたのかもしれない。つまり…その…!好きだ!千早!アイドル活動が終わっても俺と二人でずっと…過ごしてくれないか!」

『…はい、私も同じ気持ちです…いつまでも貴方と共に過ごしたい…です。私も…貴方の事が…大好きです!』

そして気持ちを伝えあった二人は近づき…口づけを交わす。

そして強く強く二人は結ばれたのであった…!
この二人の仲は誰にも割くことは出来ないだろう…!


ーーーーーーHappy end ーーーーーー