どうやらおいらには人の目を気にするという習性があるようだ。
そして臆病なくせに目立ちたいという願望もあるようで、
なんとなく自分のいる場所が少し背伸びをしているくらいのところ
でないと納得しないという、そんな人間なんじゃないかと思えてきた。

仕事中に人目を気にするあまり、集中力を欠き、仕事の質が下がる。
人の目を気にするあまり、言いたいことが言えない。

さらに嫌なことから逃げて責任を負わないようにしている。
本当はひどく弱虫だ。

自分を大きく見せようとして、がらんどうの大きな体を
精いっぱいに伸ばしている。

いつかドカンと大きなことをやるんだと、自分は大器晩成なんだと
周りに期待を抱かせて、その場をうまくしのいでいる。

そんな小さな自分に嫌気がさした。

残ったのは空虚。
ゼロだ。

堀江隆文氏も言っていた。
「ゼロにイチを足していこう」と。

「今の自分にイチは足せるのか?」
ザルに水を通す気分だ。

しかし、足さなければ何も変わらない。
一日、一日、小さなイチを足していこう。

人の目は気になるけど、気にしないでいよう。
そう心がけよう。自分は自分。それでいい。
一歩先へ踏み出そう。