前回、病(やまい)に倒れた兄のことを書きました。
そのあと
すぐに日本に行くことを決めました。
夜の羽田空港に到着した翌日
入院している兄に会いに行きました。
病院では
入院患者への面会は
午後3時〜8時の間だけに限られています。
しかも、面会できるのは2人のみで
30分だけ会うことができます。
コロナ以降
病院の規則も厳しくなったようです。
私は義姉と二人で訪ねました。
兄の様子は
おおよそ聞いていたので
覚悟はしていたのですが
病室のベッドで横たわるその姿は
想像以上に弱々しく、
急激に年をとったように見えて
病気に身体を蝕まれている厳しい現実を
目の前に突きつけられました。
目はほとんどつぶったままで
たまに少し目を開けても
視点がしっかり定まらず
何か言いたいのでしょう
口は微かに動いているものの
音声にならないので
何を言いたいのかが、よく分からない。
わずかに
幾つかの言葉が聞き取れたくらいでした。
毎日
面会時間に会いに行きましたが
ほとんど、いつも同じ状態でした。
現実と夢の間を
彷徨っているのでしょう。
しっかりと意味のある会話を交わすことは
残念ながら、もう出来ませんでした。
そして
医師とケースワーカーとも相談し
病院の緩和ケアへの移動を決めました。
すでに手術も治療もできない状態なので
せめて、少しでも快適な空間で
静かに過ごせたら、と
願っています。
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日本からアメリカに戻り
公園を歩いたら、
すでに新芽がこんなに育っていました。
春の息吹がそこ此処に。
季節が巡ってくる自然の素晴らしさ。
水芭蕉の葉も、、、
あと2〜3週間もすれば
黄色い水芭蕉の花がたくさん見られるでしょう。
対岸に見える美しい山々
目に写る自然に癒されます。


