関西旅行記、日記書こいておこうと思う。


1014日、徳島。

うちのお仕事を知ってる人は徳島ってだけでなんとなくお察しなお仕事内容。一週間前に決まって焦りもありつつ普段の業務から逃れられるから嬉しかった。


前日に荷造りが終わらん!って騒ぎまくったから色んな人から連絡が来た。一動作ごとにiPhone開いては休憩して立派なスマホ依存ですね。

ようやく終わったのは確か2時とか。飛行機の為に始発に乗らなくちゃいけなくて4時起き、たった2時間の睡眠でうち起きれる?って感じ。んでもモーニングコールしてくれるって言う最近連絡先を交換した紳士と、それに便乗して夜更かしのお友達が電話くれて、加えて仲良しからもLINEが数件。うちって意外と人徳がある、と感じる早朝だった。


早朝でも空港には人はまばらにいて、でも自分みたいな若い女はいなくてアウェー。羽田空港は就活の時の苦い思い出が蘇るからちょっと嫌な雰囲気。


何があってもこの出張と帰省の間は常に一人になることはないから気分どん底でもなんとかなるだろうの気持ちで、元恋人との思い出が濃厚すぎて聴けなかったアルバムを流して道中を過ごした。

彼が貸してくれたピーコックベイビーや、影響されて買った悪なあなたのアルバムはやっぱりどう足掻いても素晴らしくって悔しいくらい惹かれるものがある。


そんなこんなで仕事終わり5時、徳島からうちは実家に帰る為にバスに乗りたいけど予約は2時間後。バカ!仕事がもっと長引くと思ったから遅くに予約取ったけど無駄だった。

一緒に来た先輩と飲みに行くことになって徳島駅徒歩3分の安兵衛なる居酒屋へ。ハイボールをしこたま飲んだ。黒霧島も飲みたかったけど部屋にストックしてるの飲めばいいやとハイボール。ウイスキーも家にあるくせね!

さすが四国、海の国なだけあってお刺身がすごく美味しかった。先輩とは色んな話したけど全部忘れた。酷く酔ってバスに乗った途端吐くかと思ったけど寝て耐えた。

ママが駅まで迎えに来てくれて、家に着くと険悪な雰囲気。まぁいつものこと。ママが泣いてても、誰とも口が聞けなくてもうちの家ではよくあること。

あぁ憂鬱。だから実家は嫌いなのよ。


そして翌日1015日、和歌山。

目的地まで4時間とちょっと。梅田まで出て更に難波で乗り換え、初めて乗るよく分からん路線で長時間揺られて苦痛。でも地下鉄御堂筋線で50回転ズを聴くという夢が叶って嬉しかった。どうせなら新世界まで行ってベロベロになるまで酔いたかった。


そしてなんやかんやでお仕事は1時間足らずで終わり。若いもんで昼飯でも行けや、というお偉方の言葉を無視して一人下山。

急いで難波まで。そこから心斎橋筋商店街で豹柄シャツを購入、アメ村まで行って物色。

好きだったV系専門のCDショップがビル自体無くなってて切なかった。ロリータの古着屋は内装を少し変えて健在で、懐かしい匂いと優しい薄暗さに心が満たされる。

アメ村は栄えてそうに見えて雰囲気がとにかく暗いのが良い。東京にない派手さと陰湿さが紙一重で混在してて大好き。


梅田は時間がなくて仕方なくなく懐かしの阪急電車で三宮まで。


6時過ぎ。2年近くぶりに会う友人と再会!

友人は仕事終わりでちょっとお疲れ気味。いつも激務だと聞いてて、そんななか時間をとって会ってくれるなんて感謝ばかり。

久々の三ノ宮はガラッと様子を変えてビックリ。新しく出来たばかりというタイ料理屋さんで食事。てっきりベロベロになるまでお酒を飲むかと思ったけど、友人が明日も早い時間からお仕事とのことでハイボール一杯で我慢。


実家では未だに門限があるから、それならいっそ帰らないでおこうととあるビジネスホテルに帰宅。ブラック企業勤めの友人はよく終電逃して帰れない時にホテルに泊まるらしく慣れた様子。自分には全く縁のない世界でビックリしちゃう。


友人は高校の時に出会った心から尊敬出来る素晴らしいコ。高3の初夏に塾に通い始めて、うちはそこに友人がいなくて少し緊張気味だった。そんな時にお昼にマクドのポテトを食べてたその子がうちに食べる?って聞いてくれたのが出会いだったと思う。友達の友達だったからその前から学校ですれ違ったら手を振るくらいの関係だったけど、塾での関わりはすごく自分にとって大きなものだった。受験や就活を一緒に乗り越えた戦友。彼女の勤めるブラック企業は実はうちも内定貰ってたけど結局蹴って別々の道へ。彼女はいつもフラフラ自由で、人の目に振り回されず自分をしっかり持っていて、自分自身を律することが出来る素晴らしい才能がある。なんていうか、やると決めたことを最後まで貫く強さがある。そういうところを尊敬していて、一緒にいて繕わず過ごせるところが大好き。


話を戻して、ホテルでの夜は二人ともお風呂に入って12時頃にはもう疲れで二人寝落ち。

話したいことは沢山あるのに、でもいつも連絡取り合ってるから大丈夫よね。


朝までぐっすり。お友達はチェックアウトまでいたら良いよって言ってくれたけど、一人きり広々としたホテルは寂しすぎるし、朝ご飯を誰かと食べるなんてこの上ない幸せだから5分で支度。自分ってばやれば出来るじゃん。

近くの喫茶店でモーニング。と言いつつケーキが美味しそうで秋の味覚、モンブランを食べた。いつも以上に美味しく感じる。

友人が恋人との写真を見せてくれて、その姿がすごく幸せそうで思わず泣いてしまった。お仕事も頑張ってて私生活も充実していて、自分の大好きなお友達が幸せってことがすごく嬉しかった。感動すら覚える。


そして帰宅。実家は元通りになってた。一安心。

お昼まで仮眠して父と母と田舎の祖父母に会いに行った。

道中うちのiPhoneを繋いで音楽を流したらセンスが古いって言われて辛かった。青江三奈やフランク永井は我慢してたのに、ママがあからさまに不機嫌になってた。多分うちが古い音楽好きなのを元恋人の趣味と思ってるからだろうけど、それ関係なしにうちは音楽が好きだし自分のセンスを誇りを持ってる。どうして分かんないかな。まぁそれだけ信頼を失うことしたうちが一番悪いね。


とある道の駅で見た海が物寂しい感じでよかった。


程なくして祖父母宅へ。

6月に療養で会った時より断然元気になってたからか祖父母二人ともすごく張り切ってて、うちの好きな食べ物ばかり用意してくれてて嬉しかった。ビール飲んでお刺身食べて、海老フライや甘い卵焼き、サラダや白米まで全部美味しい。ビックリするくらい沢山食べちゃった。


やっぱり慣れ親しんだ関西はいいなと思う。

関西弁が恥ずかしいと思う時もあるけど頑なに標準語に染まらないでいようとする自分の根底には関西への親しみが強く根付いてるから、かも。


祖父母に色々とお土産を渡したら逆に祖母からアクセサリーを貰った。18金とプラチナのネックレスとブレスレット。おそらく古いものなんだろうけど全く古さを感じさせないデザインで素敵。高価なものだから受け取るのを躊躇ってしまったけど祖母はうちに似合うと言ってくれて、ママも折角ならと言ってくれたから全て貰ってきた。

凄く嬉しい。眺めるだけでこの日のことを思い出すしこの輝きで強くなれる気がする。


そして帰宅、姉がワクチン2回目を打ったらしく死んでた。


翌日1017日、この日は神戸で大学時代の友人とお散歩。



大学4年間、真面目に通ってなかったからお友達が極端に少ないし色々トラブルもあって今繋がってるのはこの子だけ。

彼女との写真を両親に見せたら、内面の良さが滲み出てる、とのコメント。確かに、本当に素晴らしく出来た人間だと思う。なんで自分なんかと仲良くしてくれるのか不思議なくらい。

嘘がなくて裏表がなくて、でも物事に対する姿勢は適度な緩さでストレスや悩みに囚われない様子が素晴らしく好感。でもこれ決して外見が悪くて褒める要素ないから言ってるわけじゃなく外見もすごく可愛い。ころんとした笑顔が素敵だし、一緒にいて癒されるってこういうこと言うんだろうなって思う。


学生時代によくお友達や家族、一人でフラフラ訪ねた異人館は全くなんの変化もなく嬉しかった。人生で初めて行ったラブホテルも健在。お友達と興奮しつつ遊んだ記憶が蘇る。


新しく出来たというカフェで黒毛和牛のハンバーグランチ、そして神戸で人気らしいモンブランの専門店でニコニコおやつタイム。こういうチョイスを自分では絶対にしないし、映えで人気、みたいなものに価値を見出すお友達が珍しいから一緒にいていつもすごく楽しい。

彼女と学生時代よく行ったトアロードもあまり変化はなく楽しい迷宮のままだった。いつも手探りで店を回っては道を覚えられず新鮮な空気を感じる。

日が落ちるととたんに寒くて、泣く泣く帰宅。


夜はパパがうちの為に腕を振るってすごく豪華な晩御飯だった。人が作ったものって何故かびっくりするほど美味しい。自分が自炊をやめてもう半年以上。もう料理する気もないし振る舞いたい相手もいない。だからこそパパがうちに美味しいものを作ってあげよう、と思ってくれたことが、パパにとって日常の営みとしても感動した。前日の祖母の残りもどれも美味しいままで、改めて実家の温もりのようなものを感じた。


そして翌日1018日、いよいよ最終日。

お昼過ぎママと二人で三ノ宮でショッピング。

特に予定も何もないけど、一緒にお買い物行く相手はママが一番楽しいなと思う。


悔しいことにどうしても外せない会社のzoom会議があって少し時間のロス。たかが仕事にプライベート時間を侵食されるなんて許され難い愚行。

ママはなにか色々買ってたみたいだけどうちは別に。でも楽しかった。両手に荷物いっぱいで、45日にしては耐えた方だけど肩が痛くてママには迷惑かけてしまった。

阪急でお友達に地酒を買ったり、自分の帰りのお弁当を買ったり。

駅前でママとバイバイして少し涙。どうして別れの瞬間はこんなに悲しいんだろうと思う。自分で決めて出てきたくせに!


新幹線では気持ちよく酎ハイ飲んで少し寝て、名古屋で途中下車しようかと思ったけど元恋人がいる確証なんてあるはずもなく、というか絶対居なくて。

東京の自分の家に帰ったらなんだか引っ越し初日みたいな感覚で不思議だった。やっぱり家を空けることはあまりなくて慣れない。


ひとまず関西旅行記はここまで。

ブログ、というか日記に書きたいことありすぎなのに最近は飲酒の毎日プラス異常に詰め込んだ予定のせいでなかなか一人きりの時間が作れない。大体お風呂と寝る為だけの家になってる。今はそれが正解と思うけど、少し一人きりの時間が欲しいと感じる贅沢な悩み。

ちなみにこの日記、10日くらいかけてチマチマ書いてた。アホ。

合掌。