機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島。


劇場版を観て酷評した私ですが、テレビ版を見返して、自分の感じた違和感がだいぶ整理されてきめした。


以下、ネタバレます。


①先発の偵察に、モビルスーツを二機つんだガンペリーで行くな!


テレビ版は、「ちゃんと」コアファイターで行ってます。機動力のないガンペリーを真っ先に送り込んで、対空迎撃にあったらどうすんの?先にコアファイター、上空がまぁまぁ安全であることを確認し、さらなる地上の調査が必要ならモビルスーツ送り込めば?

(てか、劇場版にはコア・ブースターまであるで)


②アムロが何考えてるか、さっぱりわからん!


劇場版は、これ単体で作られているので、時系列がわからんのですよ。リュウがいないし、オデッサ作戦を直前に控えてるようではあるのですが…。


テレビ版では、「再会・母よ」の後で、ランバ・ラルや、ハモンを斃す前どころか、ホワイトベース脱走な前。ある意味、アムロの価値観が一番ふわふわ、ぐちゃぐちゃになってる時ですよね。


もしも劇場版が、ラル達を斃した後なら…アムロはもうちょっと、大人になってる「はず」なんですよね。


③ドアン達は、どうやって食っとんねん?


火山灰…というか、コロニー落とし?というか、その小さな島は、荒涼としてまして。セリフとしては、「少し掘ると土がある」と出てくるので、畑を作れるってことかもしれませんが。


これが、テレビ版となると、いわゆる典型的な南の島で、まぁ、食糧と水は確保できるわなぁ…保護してる子ども達も少ないし。


劇場版には地下に基地めいたものがあったりするのですが、終盤は僕の脳がグッタリしてて、どんな設定なのかも覚えてません。


う〜ん…やっぱり劇場版は無理やわ…。



『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を観てきました。


もしもこの作品を、お子様に見せたいと思った方がいたら、まずはご自身で実際に観て確認した上で、子どもに見せて良いか否か、ご判断くだい。


では、ネタバレまくりの感想です。


の前に、ご参考まで僕が最近観て良かったなぁと思う映画は、『トップガン マーベリック』『マイ・スモール・ランド』『Coda あいのうた』等です。


戻ります。


この作品、安彦さんが見せたい否、描きたい画やシーンありきで、それらをパッチワークのよつに繋ぎ合わせたんじゃないかと思わせるくらい、チグハグな印象を受けました。


また、ツッコミどころには、エクスキューズのような説明調の台詞がはさまったり、強引な過去シーンの挿入があるのですが、そりゃ、ファースト観て無いとわからんし、観てたとしてもわかりにくい。


今回、アムロが「故意に」ジオン兵をガンダムの足で踏み殺すシーンがあります。途中、ブラックアウトさせたりして、踏む瞬間を描写してるわけではありませんが、その後のアムロの表情も含め、なんだかなぁです。

僕が子どもに見せたくないシーンはここですね。戦争だから、殺し合いはあるでしょう。ガンダムだって、怖い兵器だと描きたいのでしょう。でも、アムロがガンダムで生身の人間を踏み殺すシーンまで、いりますか?

ここを言いたいからこそ、公開直後であるにも関わらず、厳しいこと言わせてもらいます。


とくに今回、絵面がちょっと親しみやすげじゃないですか。ドアンが保護する子ども達もいっぱいいるじゃないですか。まるで、家族向け感が漂ってるじゃないですか。そのイメージで行くと…なんじゃこりゃです。


あと、総じて演出が古い。

キャラ設定もよくわからん。


フラウって、あんなに泣きますか?

ブライトって、あんなチグハグなことやりますか?

カイって、おちゃらけるところをわきまえてるのでは?


色々厳しいこと書いてきましたが、『閃光のハサウェイ』並のクオリティを期待していたら、ずっこけますよ、本当に。


#ガンダム #ククルスドアン #ククルス・ドアンの島

いつもは、ネタバレ防止の観点から映画を見た直後に感想をアップすることは、まず、無いのですが、今回は話題作で、感想を聞かれそうな気がするので、こちらにアップします。


総論としては、微妙。

多くの要素をよく二時間にまとめたなぁ、とは思いますが、キャラクター設定が薄い…一番、キャラがわかるのは、山本耕史さん演じるメフィラスって、どういうこと?


致命的だったのは、「昭和的お色気」センス(の、しかも、しょぼいところ)が溢れるという、時代錯誤。

そりゃ、昔の特撮って、いま振り返ったら懐かしいだろうよ。でも、リアルタイムにおいては、その時代の「カッコよさ」を突き詰めようとしていたから、当時の子ども達も夢中になったんちゃうん?


具体的には、長澤まさみさんの身体…公安出身らしいけど、装いはリクルートスーツっぽい…の、パーツ、パーツをどアップに映す必要あるか?お尻(腰?)パーン!はいるか?忙しくてここ数日お風呂に入ってないという状況を事前に種まきした上で、斎藤工に匂いクンクンさせるか?きしょく悪いだけでなく、最終決戦に至る緊張感も台無しやわ。


良い点は…役者個人の演技は流石でしたよ。

前述の山本耕史さんの、不気味だけど、どこか「話せばわかるかも」との胡散臭さないまぜの信頼感とか。

禍特隊室長演じた田中哲司さんの「食えない」感じとか。

政府中枢?にいる竹野内豊さんの、一瞬で「こいつ、やり手だな」と思わせる佇まいというか。

この特撮物語という、非日常的空間に、「まったく違和感のない」空気感ではまり込む堀内正美さんとか。


音楽は…まず、主題歌の米津玄師さんの歌、さすがです。かっこいいです。


BGMは、新しいのと、ファンサービスで入れた従来のものとの混在が、整理しきれてない。

お馴染みのBGM、使うな、と言ってるんじゃないですよ。例えば、007のスカイフォールで、アストン・マーティンが走り出す時のような、ここ一番で使うから、「うぉぉぉぉっ!」って燃えるんだけど。


話はもどるが、二時間の枠に、ウルトラマン登場から、最終決戦まで、よくまとめたなぁ…とは、思う。ゼットンの設定は秀逸だった。逆に、冒頭の「畳み掛け」は、僕がスクリーンのすぐ前で観てたこともあり、字幕を読むのが追いつかなかったですよ(^^;)


あと、格闘シーンや、最後の作戦なんかも、あまりウルトラマン・シリーズに詳しくない僕でも、あ、ここはあの作品のオマージュだ、と思うシーンがいくつかありました。旧来の作品好きの方は楽しめたでしょう。(逆に言えば、オリジナルはあるのかな?)


そろそろ、まとめ。

各隊員のキャラの深掘りが無いくらいだから、一般市民もほとんど出てこない。

でも、ドッタンバッタンの映像作品と思えば、テンポも良くって、結構楽しめるかも。

ただ…長澤まさみさんの身体のパーツにどアップで迫る構図(しかも、何回も)とか、さすがに気持ち悪い。この一点においても、この作品が世界で受けることは無いでしょうし、日本でも、集客は伸び悩むのでは?と、思ってます。

残念です。


追記1

ストーリー上で疑問だったのが、物語冒頭、逃げ遅れた子どもを助けに行くのが、なんで分析担当?


追記2

禍特隊が現地に持っていくノーパソが(多分)Let’s noteなのはわかる。でも、事務室?で各自が使ってるのはどんなノーパソ?セキュリティの観点から、データをクラウドにも上げないというならなおさら、しっかりとしたデスクトップを一人ずつに割り当ててほしいなぁ。




#シンウルトラマン

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