久々に来た四条の上島珈琲店
この店に来る前に英多郎という、四条駅近くのゆずラーメンを食べました。因みにうどん屋です。レモンラーメンもあるからか、若い女性が多かった。
柑橘系が使われるのは通常は蕎麦です。珍しいので食べてみましたが、味はまあまあ。ベースは背脂入りの中華そばのようです。
写真は著作権や肖像権が面倒なことになっているので撮ってません。珍しいものが食べたい人は、ぜひ。
仕事の話に移ります。
ある程度、病院で経験を積んだら、さっさと辞めようと、入社して3秒くらいで思ってしまいましたが、ようやく実現することが出来ました。それに医療の分野は伸び悩んでいるので、そんな所にいつまでもいないで新しい分野に飛び込もうという思いもありました。仕事自体は同じです。
前の勤め先は京都府内でも有数な病院だった事もあり、業務内容は中々ハイレベルでした。
厄介だったのは思考停止した社畜の割合が異常に多かった事と、脳筋ばかりでパワハラが常態化していた事でした。
リスクの高い仕事なのに、何が起きても病院は一切の責任も取ろうとはしません。守ってもらえるのは医師くらいなものです。それでも多くの医療職員は身体や家庭、人生を壊してまで忠実に働いていた。
無駄に朝早く来て、夜遅くまで働く。社会人なら当たり前だと声高に主張しているのだから、教育とはつくづく恐ろしいものだと思います。
いつまで経っても辞めない人達の共通点として挙げられるのは、思考することを止めている事の他に、自分なりの目標すら持っていない事です。だから毎日、無意味に長時間ダラダラ働いているわけです。得るものがないので成長をしない。サービス残業だから病院としては助かるとしても、労働生産性の著しく低い人達なわけです。
そのような病院でも勤めていたことの利点があります。それは再就職に有利に働いたということです。名のある病院なので、そこで勤めていたという事実だけで注目してもらう事が出来ました。
働いている時にはやれなかった事が山ほどあったので、退職してからは、しばらくの間遊んでいたのですが、この空白期間があるのにも関わらず就職はあっさり成功。活動してから半月も経たなかったと思います。自分から職場探しすらしていません。
今は就職サイトが多く存在していて、プロフィールや経歴を登録するだけで、向こうから勝手にスカウトメールが送られてきます。そのメールの中にはブラック企業のも含まれているとはいえ、これには大いに助けられました。
ブラックを除くと、スカウトメールを送ってきた病院・施設は、個人病院、近年理学療法に力を入れ始めた中堅クラスの病院、老健や特養、あとは柔道整復師などより賃金が高くても理学療法士を雇いたいと思っている志の高いデイサービスでした。1〜2週間で計7〜8通は来たと思います。
その中から選んだのは老健です。驚くことに今の時代は内定を貰った後に保留し続けることも可能ならば、辞退することも可能なのです。これは氷河期世代の自分にとっては考えられない事。毒親家庭で時代的にも最下層からスタートせざるを得なかった自分としては、他の国に来たのかと思えるほど。この国の変貌ぶりに驚かされます。
人生諦めなければ何とかなるみたいです。まだまだ、この程度では満足なんて出来ませんが。
就職活動で活躍したサイトはジョブメドレーです。
エージェントがいる会社は利用しても利点がないと感じました。
PTOT人材バンク、PTOTSTワーカー、マイナビなどの会社は、エージェントが自分の代わりに企業に連絡を入れたり、情報収集をしたり、仕事を探してくれたり、面接日のセッティングをしたり、内定が決まった後も断りの連絡を入れてくれるなど色々してくれるのですが、それでもマイナスにしか作用しませんでした。
エージェントが自分の主観で「この人は〜という人物です」などと勝手なことを話すので、先方にマイナスの印象を抱かれたり、就職は無理そうだからとエージェントの自己判断で紹介出来る所があるのに紹介して来ない事もありました。同じ病院、施設に他の応募者が応募した場合は重複してしまうので、どちらかに「募集は打ち切りしていました」などと適当なことを言って辞退させることもあるようです。
このような事が理由で先方にマイナス印象を抱かれたら、たまったものではありません。それならジョブメドレーなどを使うなりして、主体的に動いた方が良いに決まっています。何を先方に喋っているのか知りませんが、本当に何の役にも立たなかった。というよりマイナスでしかなかった。
狙った就職先は、病院は既に経験済みなので却下。新しい分野かつ、正直に言って楽がしたかったので気楽に働けるところ。時間的な拘束が少ないところ。休みが多い。有給が取れる。それでいて給料の良いところ。体育会系といった脳筋野郎がいないところ。
など、贅沢すぎる条件を幾つも掲げつつスカウトメールの中から選んでいきました。
職場はバスが1日数本しか来ない京都の山奥です。
病院と施設の違い
仕事は朝9時スタート。終わるのは17時。残業一切なしの7時間労働。早ければ14時くらいに終わってしまう。やる事がないからダラダラ過ごしたり、勉強したり、お菓子を食べて時間を費やしています。実質的に仕事が始まるのは10時以降。実質4時間くらいしか働いていないのではないかと思う。
勤め先は自宅から利用者が通ってくる通所と、施設に泊まっている入所の2つがあり、通所の仕事量が少ない。入所も少ないけど。
病院では勤務時間より早く着いて、患者の情報収集をしなければならなかったし、サービス残業もやらなければならなかったので雲泥の差です。それに病院は最低18単位(3単位で1時間) リハビリをしなければならなかったのに対して、施設は多くて10単位程度。3-4時間しかやっていない計算になる。たまに利用者宅に訪問したり、会議はあるけど、その数は少ない。
またリハビリをする前に、利用者を担当している看護師を探し回って、リハビリをしていいかを一々聞かなくてもいい。医師へ報告する為に繋がるまで何度も電話を掛け続ける無駄なこともしなくていい。そもそも報告しなければならない事が起きない。
ただ効率が良くないので、書類作成やカルテ記入などで時間を取られることが多いのが難点。未だに紙カルテを使っているのは驚きました。
短期集中リハビリ加算の人は、このカルテ。認知短期集中リハビリ加算の人は、このカルテ。リハビリ以外の情報が知りたければ、他の階の部署まで足を運ばなければならない。もちろん誰かが記入してたり読んでいたら、その間は待ってなければならない。しかし自分が入社してから電子カルテが取り入れられたので、これは解消されそうです。
書類作成が多すぎるのも難点。書類作成の為に部屋に篭って出てこない人がいるくらい。これが数日間も続くという異常さ。普通は事務や看護師がしている作業をリハ職が行なっているから、このような事が起きてしまいます。その為、リハ職は保険制度の知識なども頭に叩き込んでおかなければならない。病院とは違って少人数でやらなければならないのも難点。
職員は
学校の教員の仕事を主体に、月に数日だけ手伝いに来ている人。
ベテランで週に2〜3日だけ手伝いに来ている主婦。
訪問リハ専属でやっている知識豊富で多視点から物事を見ることが出来るベテラン。
定年になるまで働いていた元主任。
今の主任も20年近く働いている。
この布陣をベースに新卒で老健施設に入った人が3人。それぞれ経験年数が1-2年しかない。
これではダメだということで、最近になって病院勤務経験者を3人新たに雇い入れた形になっています。雇い入れた理由は、勤め先の老健は実質最高ランクに近年上がったばかりで、人数を規定通りに揃えなければならなかったからです。(老健施設はランク付けがされています)
(1番上に行くには、国が使えと言ってるVISITというソフトを使用することが義務付けられています。しかしそのソフトの概要がよく分からない。それに国とダイレクトに関わることになるので、様々な制約が課せられて業務が滞ったり、無駄な書類作成が増えるなどをして、激務になる可能性があることから敬遠されている)
今の勤め先はランクが高いから収益が良い。同じことをしても、他の施設とは入ってくる額が異なる。
大変なのは覚えることが山のようにあることくらい。しかし一度覚えたら後は楽。病院と比べたら仕事量は2/3以下。下手すれば1/2になる。
今は4月から体制を大幅に変えようとしている激動期にあたるので、尚更、覚える事が多く大変ですが、これは仕方がない。
新卒で老健に入ってきた人達は、今までのようにぬるま湯に浸かっていたいと思っている。それに対してベテランの一部は、それではダメだと思っている。
面白い時期に入社する事が出来たと思っています。


