本日は「京都九条あやかし探偵 花子さんと見習いの日常事件簿」の紹介です。

発売前に読ませて頂きましたが、現在は発売されている書籍です。


冒頭

焼却炉で変なものを見てトイレに駆け込む。そこで花子と呼ばれる妖と出会う。


登場人物


主人公

陰陽師見習い


花子

トイレの個室に閉じこもっている妖。


序章

「学校の生活の描写に移り、誰が誰に恋愛感情があるなどの話題が続く」


この描写はかなり退屈でした。ストーリーとさほど関係がなさそうな会話が続きます。

一体どのような内容なのかと少しだけ分かるのは、38P辺りになってからです。この辺りで漸く(ようやく) 主人公の家系が代々陰陽師をやっているらしいことが分かります。


ネコのハチ

このキャラが唐突に現れますが、その時に何の説明もないので、一体誰なのか高齢者なのか若いのか、人間なのか、家族なのかなど全く分からない。読み進めていって二千歳を超えるネコのハチだと分かる。二千歳なので妖なのでしょう。


ミステリー

・花子は何故トイレにいるのか。


・遭遇する妖たち。何故現れるのか。


・学校の植物を育てている同じ学校の田丸が「早く枯れたらいいのに」と呟いているところを目撃する。何が起きているのか。


・その女性が植物を切り刻んでいるところを主人公が目撃するが、後日見に行くと刻まれていなかった。



表現の仕方がやはりラノベ

「思いのほか、僕は怒っているらしい」

このように怒った。綺麗だ。などの直接的な表現が多い。しかしラノベなのでこれでいいのだと思います。言い回しを工夫して書いたら、読者がストレスを感じて、そこで読むのを止めてしまうかもしれません。



第2章

カシワの木


冒頭

登校中にカシワの木の下で女性を見かける。主人公は陰陽師の家系なので、あやかしだと見抜く。


カシワの木と田辺

田辺という先生がカシワの木の下で女性を見る。名前は思い出せないが、かつての教え子だと朧げに覚えている。しかし名簿を見ても、誰だか思い出せない。カシワの木の女性は悲しそうな顔をする。


カシワの木の女性と田辺の恋愛話でした。



答えは全て花子が答える

どうしていいのか答えが分からない主人公は、事あるごとにトイレにいる花子に聞きに行く。全て花子が答えてくれるので、主人公は成長しない。


第2章までしか読みませんでした。

第1章の冒頭部分で土流に追いかけられるシーンがあったので、恐らくそれがクライマックスで出てくるのだと思います。しかし最後まで読む気になれず、途中で断念しました。やはり自分にはラノベは合わないようです。