海外でモノづくりしてる方ならおわかりかと思いますが、商品自体のコントロールはもちろんのこと、納期のコントロールも頭の痛い話ではありませんか?
なんといっても、距離。
お隣中国はもちろん、少し離れて、アメリカ、ヨーロッパ、はたまた、インドかアフリカか。
遠い国からの貨物となると、輸送経費も馬鹿になりませんが、海を越える時間がまた脅威なのです。
一日の遅れが、致命的なダメージになりかねない。
船では到底間に合わない。ならば航空貨物か。その場合、運賃はどうするのか。
また、苦労して、客と上司を説得し飛行機でぶっ飛ばしても、税関という関門がございます。
そして、税関はたまに検査という名目で、貨物を止めちゃうのです。
我が国の税関はもちのろん!生産国の税関で検査の対象になっちゃった時!
短い時で、数時間から1日、長い時は、数週間から、数か月に及ぶわけなんですが、急いでいる時の、この待つしかないわ感は、経験者にしかわからない。
なにやら、政府の関係者にコネがあれば別かもしれないが、通常は許可がいつでるか、祈り、待つのみ。
数週間も止められた日には、オマエそれ、船で送ればよかったじゃん?状態。
飛行機代金をまるごと、ゴミにしたのと同じこと。
知り合いの貿易商社の生産管理の話。
高価な貨物を購入し、メーカーに金を払った。荷物が無事出庫したのは確認できた。ところが、税関で検査になっちゃった。
そしてカレコレ一か月。
入荷しなければ、収入の見通しがたたず、死にそう。
この話を聞いた時、ぞっとしましたよ。他人事ではないわ。
で、先日、私のコントロールしてる貨物もめでたく税関にてご宿泊の段。
税関の皆さまは、普通にお仕事してるわけで、それも、重要なお仕事だというのは、脳みそでは理解しております。
ですが、まったくの私情ではありますが、少しばかりの恨み事が口から洩れるのは禁じえないところであります。
早くして!早くしろ!っていうか、お願い早くしてくださいまし!
もちろん、誰が悪いとか、言うつもりはない。ってか、担当窓口の責任なんで私の責任なんですが、でもさぁ!
いろいろいろいろ、文句言われるわけです。
出庫担当から、営業担当から、企画担当から、下手するとお客様から。各部門から、まんべんなくかけられるプレッシャー!!
で、言いたい。言えないけど。お前ら一回やってみろ!って。
気持ちはわかる。私もわかる。誰かに言わなきゃいけないのもわかる。
私があなただったら、同じ事するし。
でもさぁ!できないもんはできないし、駄目なもんは駄目。
特に税関なんて、お国の管轄、たかがペーペーのヒラ社員にどうしろっちゅーのよ!と言いたい。
まぁ、たった今、無事税関を抜けたと報告が来たからね。
いいんですけど、それにつけても、思うのは、「なんでこんな仕事選んじゃったかな。」っていう事。
もっと楽な商売あると思うんですよ。
わざわざ、こんな毎回毎回、商品の不良とか、納期とか、値段とか、其の外もろもろの心配事をしなきゃいけない必要がどこにあるよ。転職してぇもう。等と思うのもしょうがなくない?
で、この前、同業他社の同業者と飲んだんですが、二人して、酒飲みながら、どんな商売でも同じだとは思うけど、それにしても救われない。でも、今更仕事変えるのも難しい。仕事変えたって、大変なのはおんなじやと、いう事で、とにかく厄落としでもいくべか。って事でムリヤリ落ち着けました。
本日の結論としては。
いろいろ手をつくして、やれることは全部やっちゃったら、後はもう神様にお願いするしかないのね。
ああ、人間ってタイヘンね。ってことでした。
世の働く戦士たちに、神のご加護がありますようにと思います。