世界の名言集 -46ページ目
太宰治 「パンドラの匣」
人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、 いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。 太宰治 「パンドラの匣」
人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。 太宰 治 「パンドラの匣」
死と隣合せに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。 太宰治 「パンドラの匣」
君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。 太宰治 「パンドラの匣」
人間は死に依って完成させられる。生きているうちは、みんな未完成だ。虫や小鳥は、生きているうちは完璧だが、死んだとたんに、ただの死骸だ。 完成も未完成もないただの無に帰する。人間はそれに較べると、まるで逆であ る。人間は、死んでから一番人間らしくなる、というパラドックスも成立するようだ。 
