小中学生のころの私を知る人は、もしかしたら覚えているかもしれません。
私は『吃音』という軽度の言語障害がありました。
吃音。いわゆる「どもり」です。
以下、山ほどある私のどもりの一例です。
その①
俺「たたたたたたかちゃん!」
その②
友「おはよう!」
俺「…っ……っ…」
上の例が連発、下のやつは難発と呼ばれます。
さあ、全国の母ちゃん達!
この症状が出た時に、子ども自身は何を思っているのか解説いたしましょう!!
(あくまで私個人の記憶と見解です。鵜呑みになさらず!!)
解説①
俺「たたたたたたかちゃん!」
(「た」、の次の「か」が出ねえ!たか、たか、たかっていいたいのに!!)
※「たか」とか「はら」とか母音のAが続く言葉は言いにくかった
解説②
友「おはよう!」
俺「…っ……っ…」
(「お」が!「お」が出ないよぅ!!「お」を言わなきゃ!勢いをつけて言うんだ!)
※このように最初の一文字が出てこない時は、手足をバタバタさせたり、腹筋にフンッ!!って力を入れたりすることで勢いを付けて言っていた。
こんな感じです。
近年では、人と会話をするときにどもることはほとんどありませんが、「完治したのか?」といわれたら現時点でも決して治ったわけではありません。
経験により、「この言葉はスムーズに言える」という言い回しを多く身につけ、どもる可能性があるワードを避けて会話することが、意識せずに出来るようになったおかげでしょうか。
また逆に、「この言葉ならどもらない」という自信が、どもりにくくさせてくれているのかもしれません。