熊本のちびっこ諸君
仮面ライダーになりたいかね?
オジサンも昔はなりたかったよ…
さて、久しぶりにブログを書きます。
お子さまの進路案内人、まっちゃんです。
「仮面ライダーになりたい!」と夢見る少年たちを導くべく、現実的かつ多角的に仮面ライダーへの道を案内したいと思います。
ではLET’S GO ライダーキック!
その①
仮面ライダーに変身する人(俳優)
いわゆるライダー役です。オダギリジョーとか藤岡弘、とか倉田てつをとかのポジションです。
仕事内容は脚本を基に演技をすること。共演者や監督、制作スタッフと共に作品を作り上げます。
勤務時間や休日はあってないようなもの。撮影中は基本的に睡眠時間が短くなり、休日も不定期なことが多く、体力勝負の一面もある職業です。
気になるなりかたですが
①芸能事務所などが開催するオーディションを受ける
↓
②合格して事務所に所属
↓
③新人俳優としてキャリアを積む
↓
④仮面ライダー役のオーディションに応募
↓
⑤合格
①と②のあいだ、そして③と④の間に大きな壁が存在します。大多数の人がここで挫折します。そして④と⑤の間も超激戦区!新人・中堅の実力者も含めて数千人がオーディションを受け、その中で勝ち残る必要があります。
また別のルートとして
①劇団に所属
↓
②新人として公演キャリアを積む
↓
④仮面ライダー役のオーディションに応募
↓
⑤合格
というコースもありますが、同じく競争率は高く、しかもこちらはレアケースとなるためより険しい道となるでしょう。
学歴は全く関係ありません。子役・キッズモデルなどの養成所や事務所に所属したり、演劇部・放送部などのクラブ活動を行うなど、幼少期~少年時代の過ごし方は重要でしょう。
収入・給料に関しては、予想はつくでしょうか人それぞれです。ライダーとしてのテレビ出演は1本いくらですので、それ単独ではそれほど大きな収入となりません。ただし、イベント、CM、映画、雑誌などそこから派生する仕事は無限です。仮面ライダーとして出演している間は年収2,000万~とのこと。それよりも、その後どう活躍の場を広げていくかがカギとなりますね。
その②
仮面ライダーに変身した後の人(スーツアクター)
いわゆる中の人です。複数の作品にわたって登場出来る可能性がもあります。なによりも素晴らしい点はライダーキックをはじめ各種の必殺技を使用できます。
とにかく過酷で険しい道のりです。もちろん、ライダーを演じれるのは実力・実績ともにある中堅以上の役者がほとんど。新人には夢の世界の話…とのこと。
収入は見習い・新人は月に数千円~数万円、技術的に一人前になるころでも月収20万以下がほとんど。基本的にはアルバイトなど副業を持つ人が多いです。
なるには…
JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)、剣友会などのアクション俳優事務所に所属
↓
長く険しい修行時代
↓
ライダー役に抜擢!
他のルートはたぶん在りません。ちなみに、現在の仮面ライダーのアクションはJAEが担当しています。
学歴はもちろん不要。体育会系の世界なので、
・礼儀正しさ
・忍耐強さ
・根気
声も表情も使わない(使えない)演技をするので
・高い演技力
・高い表現力
そしてもちろん
・身体能力(運動能力)
・肉体のタフさ
は必須になります。
その③
ヒーローショーのライダー(屋上ライダー)
デパートの屋上、遊園地などで開催されるヒーローショーに出演するライダーです。
なりかた
ヒーローショーを提供しているイベント会社に就職
(バイト可)
↓
出演
以上です。決して「なんだショーか」とナメないでください。
地域の子どもたちに夢を与える仕事である反面、彼らが手を抜くと子どもたちの夢を壊してしまうこともあり得るため、ヒーローはもちろん、怪人役からMCのお姉さんまで毎回真剣勝負です。
ほとんどがアルバイトで、日給は7,000円~20,000円が相場。実働は土日祝のみですが、練習やリハーサルで平日も時間拘束があります(もちろんノーギャラ)。ちなみに一般的には正社員になると、現場(ステージ)に立つ機会は減るようです。
余談ですが、私にも「ゴー○イブルーになってみないかい?」とのオファーがありました。人出不足の業界でもあります。
オススメの進学先…4年制大学の文系学部。時間的に自由があるので、このようなアルバイトもしやすいかと考えられます。(でも学生の本分は勉強でっせ!)
以上、仮面ライダーになりたい人への進路案内でした。
…物足りないですか?
ならば次回はもっとガチで本物のライダーになりたい人向けの案内をお送りします。