それでも少年は楕円球を追う | フリマママ

フリマママ

「フリマママ」はオリジナル手作り雑貨を作っている大阪のフリマ仲間の名前です。
ブログをかいているママン一家だけの時は「umiña (ウミーニャ)」で
オリジナルなワイヤーや天然石アクセや鉱物雑貨を作っています。
ブログはフリマや家族の近況を書いています。

こんにちわママンです。



息子の練習試合を観に行った時の話です。



会場近くの市が日本で一番暑いという記録を出した、あの日、


気温は36℃位はあったと思います。



最寄電車を降りた途端ムウとした空気に、


「ここはサウナか~~!!」と思わず叫んだ程でした。



試合開始は午後2時。



父兄観戦用に立ててくれていたテントに入っても、


クラツとする気温と湿度。



グランドは何回水をまいても、すぐ乾き、


砂塵が舞って、ちいさなつむじ風があちこちに。


思わず、心にバビル2世の主題歌が流れるそんな状況、


試合中も砂埃でボールが見えなくなる事もしばしば・・・。


グランドは40℃になっていたかもしれません。



その日の相手はライバル校で、何度か練習試合をしていて、


今まで勝ち負けをくりかえしている所。



そんな力量が拮抗し、しかも意地がかかっている。


おりしも気温は最高潮だった、その日、


ママン的にものすごい物を観ました。



30分ハーフでA・B・Cの3試合約3時間。


その1ハーフの間に1~2人の選手が試合中バタバタ倒れるのです!


暑さと意地のぶつかり合いでヒートUPした結果でしょうか?


いつもより、倒れる数があきらかに多い!!



あるものは暑さでグランドで吐き、


あるものはスパイクで顔を踏まれてもんどり打ち、


またあるものは強烈なタックルを受け倒れて動かない選手達。



でも皆、水をもらい手当てを受けると


すぐにボールに向かって、いちもくさんに走っていくのです。



ある選手は肩を脱臼しても、試合中に肩を入れてもらって


またすぐにラック(試合中の密集戦)に果敢に参戦。



とにかく立ちあがった少年達は、


いちもくさんにボールに飛び込んでいくのです。


何の躊躇もなく・・・。



脱臼した選手がまた走り出した時、


もう試合相手とか味方とか関係なく、


感動なのかなんなのか涙がジワっと出てきて


胸が苦しくなって、泣いてしまいました。



全国大会の花園や、全国出場がかかっている地方予選ではなく

ただの練習試合なのに、


しかも、もうすぐ全国大会の地方予選の開幕戦があるというのに・・・。


なんの躊躇も打算もなく駆けだす彼ら!!



ただひたすらにボールを追う少年達に栄冠あれ!!