こんばんは、karoです。
先日友人に「ブログが長い。めんどいから最近読んでない。」と言われましたが、懲りずに長文更新です!!(°▽°*)短くなんてしてやらないんだから…っ!(笑)
……本当は短く「できない」だけです。はい、すみません。
さてさて、今日は土曜日に日本テレビで放送された「ヤング・ブラックジャック」についてです。
手塚治虫作品で最も好きな作品ということで、わくわくしながら視聴しました。
私も小学校低学年のころ実写ドラマからハマったクチです。今回は先生がどう描かれるかな~と楽しみでもあり、怖くもあり…(笑)でっけー独り言ですww
どうです?既に長文の匂いがするでしょう???(笑)
お付き合いいただけるところだけ付き合っていただければ幸せです。そんなたわごとブログww
推敲なんて、できませんから(´▽`*)←←
以下、ドラマ「ヤング・ブラックジャック」、及び、その原作となったコミックス版「ブラックジャック」のネタばれを含む記事となります。お楽しみはとっておきたい方は閲覧をお控えください。ここまでのお付き合い、ありがとうございました。
色々大丈夫、という方は、どうぞお進みください。
そもそもブラックジャック(以下BJ)はエンターテイメントを重視した読み切りとして生まれた経緯があります。
そのため設定は後付けのものも多く、疑問点や謎が残っています。
また、手塚先生がご自身の医学知識、すなわち、先生が医師免許を取得された昭和初期の医療技術をベースに描かれたことから、連載当時から医学的矛盾を指摘されることもあったようです。
(ただし手塚先生は、「BJは医学技術について描いた作品ではなく、BJの医師としての葛藤を描いた作品である」という旨の主張を自著でされています。)
BJの見た目についても「悪役のような見た目の主人公を描こうとした」、「手塚先生が当時主流となりつつあった劇画調を意識した」結果、生まれた、と言われています。
ちなみに、今回も黒いトランプのジャックが印象的に使用されるなど、何かとトランプモチーフと描かれることの多いBJですが、その名前の由来はトランプゲームのブラックジャック(ピグカジノでも馴染みですね´▽`)ではなく、皮を接いで作られたコップだ、といつか手塚先生がおっしゃっていたのを目にした記憶があります。
先生の見た目にも通じるネーミングだった、というわけですね。
今回の作品では、舞台を現代とし、現代医療に即した形で原作を尊重した無理のない設定にしているように見受けられました。(もちろんBJの技術はケタ違いですが)
BJの見た目についてもそこまで不自然さは感じませんでしたね。(ここでいう不自然さというは、セーラームーンの実写版で感じたような、「実写だから現実的なはずなのに感じる非現実感」、とでも表現したら良いでしょうか。)
BJは名作であるが故に過去にも何度か実写化されているのですが、手塚先生の生前に実写化されたものでは、BJのあまりに現実離れした見た目に手塚先生が激怒されたこともある、と言われています(^^;)
そうした面から見ても素晴らしいことです。
さて、タイトルの「ヤング」に、「『ヤング』って、先生はもともと割とヤングだよっ!!」(原作は20代後半~30代前半の設定)と思って見ていましたが、医学生時代の設定でしたね。なるほど納得。
確か原作でもモグリの医師になったのは研修医時代なので、その辺りは特に改変は無いようですね。
予告編ではあの最後のシーン(おかめの面を被った女性患者のシーン)が流れていたのが、強烈に印象に残っていたので、私はてっきり「ピノコ誕生」をやるのだとばかり思っていましたが…(^^;)
あの引き方は「ヤング」ではないBJにも期待して良いということでしょうかね(・ω・´)
それにしてもすぐにピノコ、は早すぎる気もしますが…。
個人的にはドラマでも「ゲラ」のエピソードとかすごく見たいです…!!でもこの設定だと厳しいかなぁ(・ω・`)
他にも「木と老人」、「時には真珠のように」なんかも是非とも…!!
とはいえ、「時には~」は、既に本間先生の名セリフが作中で出たので、無理かもしれませんね(^^;「間君、人の生き死にを人間が左右するなんておこがましいと思わんかね」ってアレです。)
本間先生が亡くなるエピソードですしね。。あのセリフも本来は余命わずかといわれる本間先生を助けようとしたBJに対して向けられたものでした。
さてさて。以下は各項目別でなんとなくまとめて語ってみたいと思います。
BJの傷。
あれ!?なんか違うぞ!!と最初に感じたのがこのシーン。ここで、「あ、現代版なのね」と合点がいきました。
それにしても「連続爆弾事件」とは…!!ちょっと設定が突飛すぎやしませんか??
確かに今の日本ではそのくらいしか爆発が起こることなんてないかもしれませんけれども…!!
あの原因は「不発弾」であったからこそ、その後のBJが見せる戦争に対する嫌悪感とか、やたらナチュラリストであったりする面に説明が与えられるような気もするんですけどね。。。
むしろ化学工場の爆発とかを原因にして、科学に対する嫌悪とそれを利用した医学で人命を救うことに対する葛藤みたいなので苦しむ先生が見たかったです。←苦しむ先生が見たいだけなのかも…ww
あ、タカシ君の名前、出て良かったですーー!!!一瞬シーンだけで名前なしかと思ってヒヤヒヤしました。
でも出来れば、何故彼が「BJとだけ」仲が良かったのか、というところも照らしてもらえると、別の問題も明らかにできたんじゃないかなーと思ったり、思わなかったり。
タカシ君の見た目、原作に忠実で良かったです(^^)「トキちゃん」だったけど。「クロちゃん」!
BJの本名。
あ、れ…??トキオ…TOKIO(違)、だと…??
思わず調べてしまいましたwやっぱり原作では「黒男」、でしたね。でもトキオ(時生)、どこかで聞いたような…??
いまいち思い出せませんが、患者にそんな名前の子がいたのかもしれませんね。
「アリの足」だっけ?と、思いましたが、光男、でしたね。岩田さん、すみません←
お母さん。
やっぱり先生はマザコンだった…!!良いよ良いよー(* ´艸`)むしろマザコンでないと!(笑)
なるほど、今の医療技術を考えれば、あのような延命措置も可能かもしれませんね。そして確かに先生ならやりかねないww
ただ、原作では、お母さんが事故の段階で亡くなっているからこそ、その後の先生の精神的な強さ(ニヒルな、悪人的な意味で)、のようなものが育ったかな、とも思いますが。
マザコンが際立つのでああいう形もアリだなー、と思いました。←
アニメ版の「BJ21」ではお母さんのペンダントがキーアイテム的に取り扱われていましたが、今回はそうでもありませんでしたね。
今回は「声」がキーでしょうか。あれが最後の「細胞記憶」のシーンに繋がるわけですし。
とはいえ、開腹の位置的に声帯は移植していないはずなので、いくら細胞記憶とはいえ、手塚作品らしい奇跡とはいえ、渚ちゃんから「お母さんの声」が出るのは無理があったのではー??BJが勝手に脳内アフレコでも良かったと思うのは私だけでしょうか(^^;)
そして、もうひとつ。「お母さんが声を発せなくなっていた必要性はあるのか」。
そうでなくても、事故以来、BJは少なくとも15年間はお母さんの声を聞いていことにはなるので、別にそれ以前にお母さんが喋れていたとしても「お母さんの声」を求めることに整合性はあると思うんですけどねぇ。
それによって特にBJの「聞きたい」気持ちが増幅した、というような感じは受けませんでしたし。。。
むしろ、最後に聞いた「時生ーーーっ!」という絶叫が耳から離れない、という感じでも良かったように思います。
それにしても、BJ幼少期かわゆいですvVあーいう息子欲しいwwそしてピノコちゃんみたいな娘が欲しいww
キリコの成り立ち。
あー、そうきたかぁ…。これはなんかちょっとなぁ、という感じでした(^^;)
キリコさんは決して悪役ではないんですけどね。今回は立場上、どうしても扱いが…(笑)
今回はあくまで「法を犯すことを許せない」立場として登場していましたが…それが何故安楽死に繋がったのかが謎です。日本では人為的な安楽死も犯罪ですってばーー!!(笑)
必ずしもキリコの実情を表してはいなかったなぁ、と。あくまでBJの対立項として描くためだったのでしょうか。
そういう面から見るとデスノートと通じる面もあるのかもしれませんね。←自分に都合のいい解釈w
エキストラさん。
デスノートの時も思ったのですが…何かな、という感じです(^^;)
やたら芝居がかっていたり、そうかと思えば何も言わなかったり…極端なんですかね。あとは単調だったり。同じセリフでも緩急つけたり、表現変えたりしてほしい…!!不自然に映ってしまうよ…(><)
例えば、BJが道端で倒れた母親の治療をするシーン。
今の日本なら血を見ただけで悲鳴とか上がるんじゃないでしょうか??そして皆、八坂さんが駆け寄ったことに対して無反応すぎませんか。あんたは?…とか言ってください(笑)。
八坂さん以前にも助け起こそうとしている人がいても不思議はないのに…いませんでしたね。皆遠巻き(^^;)
そして最後、息を吹き返した母親を見て湧く周囲。
待って待って待って!!素人があのわずかな動きだけで助かったと分かるの!!??私には無理です…(・ω・`)
タイムラグが設けてあれば八坂さんの表情から察したかなーとも思えたのですが。しかも注射器は胸元に刺さったまますから、余計に無事で無い感じがしてしているというのに。。
他にも、BJ幼少期の爆発事故シーン。
お母さんを止めようとした警察官さん!明らかに力抜けてるのが目に見えてるよーーー!!(笑)
男の人がその程度で女の人に負けちゃダメ!!命かかってるんですから!!!追いかけて止めるくらいの気概を見せてください!!!!!ドラマ上、止めるわけにいかないのは分かるんですけれども!!!(笑)
そういう意味でも爆発事件という設定自体が不自然だったのかもしれません…。犯罪で相当な苦しみを味わった人物が「お母さんのため」とはいえ易々と違法行為に手を染めるというのも感覚的に理解しにくいし…。
違法行為について葛藤があった描写もありませんでしたしね。割り切った、当たり前、という感覚しか見えなかったので余計に不可解なのだと思います。
ビジュアル色々。
BJの髪。原作では、お母さんの死を原因とする前から、爆発のショックで白髪になった設定でしたね。
今回も母親の死が原因、という点については特に異論無いんです。
ただ・……。ああ色が抜けることってないんじゃないかな…!(笑)
分かってます!ドラマの演出上、そうするのが一番効果的なのは!!
でも、ある程度のリアリティーが求められる医療ドラマでそれは…っ!さすがにフィクションとはいえ、無いな、と思ってしまいました。
色素どうなってるんでしょうね。伸びてしまった髪はもうどうしようもないというのに。。。
も一つ。変えるならならもすこし上からばさっと変えてほしかったですね。なんか半端じゃありませんか?あれ。
格好よさを狙っているわけではないので良いのでしょうけれども。
ですが私は、本間先生が市村さんであることも手伝って、BJがスウィーニー・トッドにしか見えない罠にはまってしまったのですよw(市村さんは、日本語舞台版スウィーニー)
BJ、まつ毛が長くて美しいのはイメージ通りなのでした。いけめんだ(*´艸`)
線が細いのも、私なら、まだ若いから、で済みますね。服装もネクタイなのが現代的でフレッシュでした。
欲を言えば、もうすこし背筋伸ばしてしゃきっと歩いてくれると好感度が高いです。
先生は通常の設定で考えれば悪役のはずなのに、それを全く感じさせないような颯爽とした立ち振る舞いを見せてくれるのもまた魅力、なので。
本間先生。市村さん、本当にイメージ通りでした。ありがとうございます!!
実写化したら、こう!っていうイメージそのまま!でした。
服装が原作BJ(リボンタイ)でしたが、これもオマージュなのかしらん??良くお似合いで素敵でした。
その他、各登場人物の服装が原作の世界観に近く、ちょっとレトロ目なのが美味しかったです。うまうま(*´艸`)
特に八坂家のお姉さんは、手塚作品の「お嬢様」の服装だと感じました!
各所にBJ原作、手塚作品へのオマージュがささげられているのも良かったです!
(渚ちゃんの絵本とか、ヒョウタンツギの橋とか、名セリフとか)
手術シーン。今の撮影技術は凄いですね。あそこまで再現できるんだ…。苦手な方にとっては堪らないでしょうね(^^;)でも、そうしたシーンを真正面から捉えるのもBJらしくて良かったです。アニメだと、深夜放送などで無い限り、そうした表現にどうしても制限がかかってしまうんですよね。
製薬企業の御曹司。
チャラ~~~っ!!!(笑)でも、デスヨネー。だって、ああいう人材、必要なはずでしたから。
性格的には手塚作品ではあまり見ないタイプのような気もしますが、服装は、いそうだな、、(笑)という感じです。
今回のオリジナルキャラクターの中では一番良い味出していたのではないでしょうか。
終わりに。
現代のBJとして、ああいう形もあるのかもしれませんね。
これでまた、BJを知らなかった世代が新たにファンになるのかな…。その時は是非原作も読んでいただきたいものです。
原作の葛藤も描いてもらえると嬉しいですね!!!
さて。自分でも一通り見返してみましたが、「うわーーー、、、」って感じです。こりゃ読みたくないわwww
とはいえ、これは自分に対しての覚書でもあるので諦めるとします(笑)はた迷惑なブログですみません。
そしてブログを更新する前に溜りに溜った色々を片付けなさい、という話ですね。すみません。
私信となりますが、ピグともの麗奈さん、いつもほんとにきたよ!ありがとう…っ!!
それでは、今回はこの辺りで。
ここまでお付き合いいただいた方には本当にすみませんでした。ありがとうございましたっっm(_ _)m