バイリンガル育児をしていると、遅かれ早かれたどり着くであろう ORT と CTP。
ORT とは Oxford Reading Tree の略で、Oxford University Press が出している、イギリスで教科書としても使われている絵本。
一方 CTP は、Creative Teaching Press の略で、アメリカで教科書としても使われている絵本。
現地の子供たちも使う教科書とあり、日本でバイリンガル育児をしている方の間ではかなり有名。我が家も例に漏れず、早々に耳にはしていたが、購入までには最後の一歩が踏み切れず、実際使い始めたのは上の子が4歳になった頃。
というのも、この絵本、どちらもとにかく高い! 8ページから12ページ程度の薄い絵本なのに1冊500円くらいする。
各年齢や英語レベルに合わせてステージ・レベルがあるのだが、それぞれに20冊~40冊程度あるので、1ステージ揃えるだけでも1万とか2万円かかる。きっと練りに練って作成された絵本なのでしょうから、高いのは理解できるが、気軽に手を出せる値段ではない。
一番最初に調べ始めたとき、ちびちび買うのは面倒だから、ORTかCTPどちらかに決めて一括購入してしまおう(その方が多少は割引)と思ったが、一度に全部買うと一括割引があっても9万前後。とてもじゃないけど、一度に買う勇気はでない。ましてや子供が気に入らなかったら水の泡。
ORT = 一括だと9万円ちょっと。
https://www.oupjapan.co.jp/ja/products/detail/538
CTP = 一括だと8万ちょっと。
https://www.ctm.co.jp/item/14507.html
ということで我が家は、まずどちらかを試し買いして、子供の反応を見てから決めることにしたのだが、そもそもどちらを先に試し買いするか。これはこれで悩ましかったが、結論からして先に CTP を試してみることにした。理由は 4つ。
- 歌が収録されたCD付きなので子供が馴染みやすそう
- 絵が可愛い
- Science, Math などのカテゴリーに分かれていて学習目的がわかりやすい
- 自分が米国生活が長かったので、なんとなくアメリカの教科書の方が親近感があった
絵は想定通り、アニメっぽく可愛い。フレーズも同じ文章が繰り返し出てきて覚えやすい。音楽もノリノリで聴いてて楽しい。親から見れば買って良かったと思った。が! 肝心の子供は。。。最初は物珍しさで少しは読んだが、正直まったくはまらなかった。同じようなバイリンガル育児ママのブログなどを読んでいると、「うちの子はCTPが好きで好きで」なんて話もよくあったので、あわよくば我が子も、と思ったが、全くだめでした。
寝る前にベッドの中で本を毎日子供たちに選ばせるのだが、最初はたまに見ていたものの2ヶ月も経ったら見向きもせず。埃だけが積もっていくようになった。
そんなこんなで2年が過ぎた頃。子供たちは英語の絵本を拒否する感じはなく、一般的な絵本であればよく読み聞かせをしていた。CTP で失敗した私だったが、上の子が6歳になる直前、そろそろやっぱり自分で読めそうな本も用意したいなと思い始め、ダメ元で ORT も買ってみることにした。メルカリでそこそこの値段で売られているので、気に入らなければすぐに売ってしまえばいい。そのくらいの覚悟だった。
するとなんと! 娘の食いつきがとってもよかった。絵が気に入ったのかお話が気に入ったのかは分からないが、棚に置いておくと自ら取りに行き、「これ読んで」と持ってくる。ある日は、文章を見ながらなんとなくの感覚で読み上げ始めた! (実際の発音は間違っていたが、各文字の最初の音はフォニックスで馴染みがあるのか、なんとなく言えていた!) CTPでは一切見られない反応だった。(CTPを購入した頃の英語力は今よりも低かったことは確かだが、CTPは今でも本棚に置いてあるので、見ようと思えばいつでも見れる。でも子供たちは手を伸ばさないのだ。)
ちなみにこのとき購入したORTは、Core Stories の Stage +1、全24冊。下記はその一部。(画像はORTサイトから)
+1 の前にステージ1があるのだが、文章がなく絵だけのようなので、我が家では購入を見送った。お子さんがもっと小さいご家庭なら全然ありだと思う。絵を見ながらの語りかけに使えると思うし、小さいときから親しんでいる絵であれば、後々の興味にもつながると思う。
で、ORTを使い始めて私も感じることなのだが、一見するよりもこのシリーズは面白い。買う前は、絵もクラシックであまり惹かれないし、イギリスの子供たちの生活に関連付けられるかな?という心配があったが、良い意味で覆された。
CTP は各本が単発の話で、中身も「熊が世界一周旅行をした」とか「モンスターがやってきた」とか、架空の話も多く、言葉や文章の繰り返しも「あえて感」は否めない。CDも、1つのストーリーに対して音楽や朗読が繰り替えし収録されているので、ややしつこい感じがあり、聴いていると多少飽きてくる。
一方ORTは3兄弟、5人家族と犬1匹が主人公で、彼らの暮らしが絵本になっている。話に発展性があり、各ストーリーに関連性がある。中身だけで言うと、個人的にはORTの方が圧倒的に面白い。娘もそんなストーリーに惹かれているようだった。(ちなみにORTには音楽はついていない。)
CTP は48冊全部を読むことなくお蔵入りしてしまったが、ORTの最初の24冊はあっという間に読み終えてしまった。しばらくは繰り返し読んでほしいので、追加購入は半年ほどして、子供たちの興味も本物であることが確認できてからにした。
今回買ったのは、次のステージ、Stage 2 と 3。Core Storiesのほかに、More Stories, More Sentences, Decode and Develop Stories も併せて買ってみた。計10パックほど。かなりの金額になってしまうが、我が家は本や教育には投資を惜しまないことにしているので、これはもう腹をくくる。
ということで、2年の年月を経て、我が家は ORT に落ち着いた(また変わるかもしれないけれど)。ただこれは完全に相性や好み次第だなと思う。CTP の方が合う家庭もあるだろうし、絵本としてどちらが優れているのかは正直私には全く判断できない。
唯一、最後に私なりに2つの違いをまとめるとすると、CTP は学習の教材感が強く、ORT の方がより物語ぽさが強い。
それぞれ全く特性が違うので、ぜひ両方試してみてお子さんやご家庭との相性を見て頂くのが良いのではと思う。
なお、ORTもCTPも色々購入サイトがあるが、私がお世話になったのは(値段や送料も加味して)、
ORTはELTさん。
https://www.eltbooks.com/item_list.php?cat=033&lang=ja
CTPはCTMさん(CTMはCTPの公式代理店のよう)。
https://www.ctm.co.jp/series/ctp
今のコロナ禍だと外出も難しいと思うが、本屋に足を運べる時は、洋書セールなどでも揃える人も多いよう。
ご参考までに。。
ORTの全編
https://www.oupjapan.co.jp/sites/default/files/contents/eduk/ort/media/ORT_AllTitlePoster2014.pdf
CTPの全編
https://www.ctm.co.jp/item/14507.html

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