火葬の日を迎えました。

 

朝、病院の霊安室に行きました。

棺に入れるお花と写真を持っていきました。

お花は前日に夫と選んだのですが、赤ちゃんのための初めての買い物が棺に入れるお花なんて・・・と泣きそうになりながら選びました。

写真はお互いの家族も写ったものと、赤ちゃんを諦めると決めてから夫婦で撮ったものにしました。今思うと、おなかが分かる写真をもっと撮っておけばよかったと思います。

 

霊安室に入り、赤ちゃんを棺に移しました。

赤ちゃんは退院のときに見たまま、まだ真っ赤で手足もぷっくりしていました。

お花と写真を棺の中に入れて、しばらく3人の時間をいただきました。

その後、出産の際にお世話になった先生方と看護師の方々がお別れに来てくださりました。

手を合わせてくださり、洋服可愛いね、手が大きいねと言ってくださり、見送ってくださる方がいて良かったと感じました。

 

火葬場に到着し、棺を開けて最後のお別れをしました。
思ったよりは自分を抑えられましたが、それでも涙は出ました。
産んであげられなくてごめん、次は健康な体で戻ってきてほしいと、何とも自分勝手な思いを持って見送りました。
20分ぐらい経ったところで収骨室に呼ばれました。
お骨は思ったよりも残りました。脚の骨はしっかりとした形でした。
骨壺に入れてもらい、埋葬許可書を貰い、早々に葬儀場をあとにしました。
 
帰宅して骨壺を部屋の日の当たるところに置いて、夫と外に散歩にでました。
家にいると気が滅入ってしまうので、日中は外を歩くことが多いです。
でも歩きすぎた日は次の日に出血があって、まだ体のダメージも感じます。

 

夜は外食にしました。

昼間あんなに悲しかったのに、普通に出かけてごはんを食べて店員さんと笑って話して・・・これでいいのか、自分がよく分からなくなりました。