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Malchut(王国)

耳を傾けてくれる人がいてもいなくても。

 

クリスマスカラーのルビーレッドキウイ。

切ってみたら、想像をはるかに超える真っ赤っ赤。

ヨーグルトに入れてかき混ぜてみても、よもや誰もキウイとは思うまい・・・。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

 

とあるきっかけで、食生活ががらりと変わった。

 

ひとつは元々料理が苦手で小食、ついでに言うとあまり食事自体に興味がないこと。

つまり料理と言う労力に対して、私にとっては対価が見合っていないと常々感じていたのだ。

・・・誤解のないように言い訳させていただくなら、ジャンクな食べ物を好んでいる訳でも

外食が好きな訳でもない。(一人前食べきれないのはストレスだし、落ち着けないし)

 

もうひとつは昨年の夏、コロナに罹患してしばらくの間、味覚障害を起こしたことだが、

この辺りはまた別の機会にお話しするとして。

 

自分で作るのはハナから放棄して、お惣菜などを少量、

仕事帰りに買って帰ることにしたのだ。

元々、食の好き嫌いはほとんどなく、それ自体は今も変わってはいないが、

傍から見るとかなりの偏食に思えるかも知れない。

つまり、基本的に同じものばかり食べているのだ。

 

 

朝は5枚切り食パン1枚とキウイを切って入れたヨーグルト、

バナナと豆乳カフェオレ。

お昼は糖質オフのシリアル(何もかけずにポリポリ…)と緑茶。

夕食用にと買ってくるのは、アジかイワシかサバの総菜がほとんど。
帰宅後はまず無塩トマトジュースにリンゴ酢大さじ1と、

オリーブオイル小さじ1加えたものを飲むとそれだけでそこそこ満足するので

しばらく横になってうっかり寝てしまうことも。
 

平日は毎日こんな感じで、休日もさほど変わらない。(笑)

特に「アジの南蛮漬け」がお気に入りで、週に3日は食べていると思う。


その日は21時からオンライン英会話があったのと、宿題に手を付けていなかったため、
さっさと夕食を済ませることにした。

メインディッシュはアジの南蛮漬け、それ以外に小さいオニギリ一つのささやかな食事。

南蛮漬けは三杯酢にしっかり漬かっているものよりも、
漬かりきらずにアジがカラっとしている方がより好みだ。

 

「今日のは小骨が残っているな?」と思ったものの、

そんな硬い骨でもないので、気にせず飲み込んだ・・・つもりだった。

 

PCに向かって音楽を聴きつつ、少しでも宿題を~とノートを開いたものの、

なんだか喉がイガイガする。

のど飴をなめても効果はなく、わざと咳をしてみたり、水を飲みこんでみたりしても治らない。
ここへ来てようやく「これはまさか喉にアジの骨が刺さっているのでは?」と思い至った。


・・・喉に骨が刺さるなんて、聞いたことはあっても体験するのは長い人生で初めてだ。

こんな時、どうすれば良かったっけ?ご飯を丸呑みする??
いやいや、いきなり行動に移すより、まずはググれ、私!
なになに?

「ご飯を丸飲みすることで骨が深く刺さり、見つけることが困難になる可能性がある」

セ~~~フ!!!

ではどうすれば良いかと言うと。
「骨が刺さったまま放置していると、傷口が炎症して腫れたり
化膿したりする恐れがあるため、耳鼻咽喉科に行きましょう」

・・・うむ、常識的かつ賢明な回答だな。


タスクトレイの時刻を一瞥すると20時40分。

診療時間、終わっとるわ!

救急へ行くには大げさすぎやしないか?明日でも良くない?
あ、英会話、直前キャンセルできるかな??
頭の中はフル稼働だ。

私は切羽詰まると意外と頭がよく回る。(その代わり普段は良く思考停止している)

そもそも、どこに刺さっているのか、見えるところなのか確認しておこう!

懐中電灯を手に洗面所に向かう。

大きく口を開いて懐中電灯で照らしたところ、左の喉にアジの骨を発見。

もしかしたらこれ、ピンセットで取れるんじゃない?

 

 

PCの前に戻って英語の先生に「アジの骨が喉に刺さったのでちょっと間に合いません」と

連絡を入れたものの、さあどうする?

選択肢は2つ。

 

 ①懐中電灯片手にピンセットで自分で取る

 ②息子の帰りを待って取ってもらう

 

・・・考える余地はない、正解は①だ。

ド不器用な息子に頼めば、骨を取る前にピンセットで

喉の奥を刺されると言う二次被害まで想定される。

 

 

意を決して左手に懐中電灯、右手にピンセットを持ってセルフオペ開始だ。

たまたま家にあった長いピンセットは先が鋭利なので、慎重を要する。

 

嫌な汗をかきつつトライすること数分、無事に2cmほどの長さのアジの骨を摘出し終えた。

なんとか英会話開始にも間に合い、非常に清々しい気分であった。😊