何時か陽の光を・・・
僕はとある病院で働いており、
臨床検査技師というじみーな仕事をしております。
この仕事をはじめて10年程経ちますが、
いまだに表舞台に立ったことはありません。
日々肩身の狭い思いでございます・・・。
臨床検査技師だって重要な仕事をしているんですよ。
例えば輸血をする際に行う検査を
交差適合試験
といいます。
血液型にはABO式、Rh式血液型のほかにも
いろいろな血液型が存在します。
KELL、DUFFY、KIDD、etc・・・。
A型Rh(+)である人にA型Rh(+)の
血液製剤をそのまま輸血して良いかと言うと
答えはNo。
他に存在する血液型が稀に不一致となり、
輸血すると重篤な副作用を起こすことがあります。
輸血も一つの臓器移植なのです。
輸血の際、本当に輸血しても良い血液なのかどうか
事前に検査しておく必要があるのです。
緊急で手術となった場合などには
大至急、血液製剤を準備しなければならないことも。
その時僕たちは迅速で正確な検査が要求されます。
一歩間違えれば医療ミスですからねー。
ミスればこっちが命とり。
なのに給料は安い!
テレビのドラマなどに出てくる医療従事者は
医師、看護師がメイン。
せいぜい事務方の偉い人止まり。
たまには僕らみたいな技術職も
出てきたって良いじゃないですか!
今後このブログでは臨床検査技師という職業からみた
医療の裏側を覗いていきたいと思います。