カサンドラ症候群
みなさんは、カサンドラ症候群って知ってますか?おもに、配偶者がアスペルガーで、情緒的交流が難しい場合、精神的なダメージを受けてしまう症状です。私は長い間、自分が悪いんだと思っていました。自分がダメだから、だんなさんにこんなふうにバカにされてコケにされて無視されるんだと思っていました。話が通じないのも、私がおかしいんだ、私の努力が足りないんだ、ダメ人間だからなんだ、と思っていました。ある日、なんでもない時に、涙がポロポロと流れました。そして、いつも、目の前に首つり風景が見えたり、ベランダから突発的に飛び降りないように自制しなければならない状態になりました。おりしも、清水富美加の『全部、言っちゃうね』を読んでいたら、全く同じ症状が出ていました。そして、富美加さんの周りの人たちは、これはダメなやつだよ、って言ってました(うろ覚えですがこんな感じのこと書いてありました)。「ダメなやつ」???「これ、私や」私、ダメなやつなんや。そして、様々な心理学の本を読み漁っていた私が辿り着いたのが、「カサンドラ症候群」でした。昔、旦那さんがすごく変わっていたので、「アスペルガーだと思って接しよう」と心の中で思っていたことがあります。でも、旦那さんがアスペルガーだなんて、失礼だ、そんなこと思っちゃいけないと思っていました。ところが、1冊目のアスペルガーの特徴とは合わなかったのですが、10冊近く買いこんで、旦那さんが”受動型のアスペルガー”の特徴とぴったり一致することがわかりました。「これだ!!!!!」長年、私を苦しめてきた旦那さんの態度や行動の意味が分かりました。それから、私の癒しの旅が始まったのです。