うんざりするほど、クリエイティブに憧れる若者の群れ。
そして、テンションの上がった男子。
結構、かわいい女子。
熱気とはこういうもの。劇場前にはニュースのカメラ。
つまらなそうなディレクター。
どっちがいいのやら?夢と現実の境だ。

漫画と比べるのナンセンスとかいうけど、結局完敗。
映像と言葉を使う意味ではかわらないけど
そのあいまみれ方、グッと踏み込んでくる感じは
原作の圧勝。
やはり、生活から紡ぎだされているものと
お仕事で考え抜いて作られたものの差?
そんなことを考えて、ちょっとへこむ。
蒼井優の短い音に心乳奪われる。
5文字以上の音になると、なんか急に生生しくなって
女がたってきて、ひく。
5文字までのピュアで、はぐを演じた。
ハチクロ
偉くなると、何も言わなくなったりする。
でも、偉い人は意外と何か言って欲しかったりする。
そんなすれ違いはよく感じることはあるけれど
自分が何かを言うのはすごく大変だったりする。
ハリウッドで作品を作ろうとした黒沢に
ハリウッドの人たちはズバズバ言ってくれるのに
日本の人は何も直言しない。
それで、グチャグチャになっていく。
きちんと、モノを考えて
きちんと、相手に伝える。
そういうことがどんな相手に対しても
できると嬉しい。
意外と自分の底が計られるんだけどな。
そういうことするのは。
あとは、あらためて、
モノ作りはディテールからはじまるのだなと
破片からはじまるのだなと。
そして、熱。
黒澤明vs.ハリウッド?『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて