小学生で英検を受け始める時、何級から受ければよいか悩む!というお母さんがよくいます。

その気持ちよくわかります。

 

うちの子、5級は簡単すぎるんでは?

簡単な級から受けたら受験料がもったいない!

 

確かにそんな風に思ってしまいますよね。

 

今回は「小学生が英検を受け始める時、何級から受けるべきか」についてお伝えします。

 

 

 

本当の基準は「過去問」から!

 

 

英検5級を飛ばして英検4級から始めるべきか

英検4級を飛ばして英検3級から始めるべきか

 

そんな風に思う場合には

 

「英検の過去問を1回分軽く解いてみる」

 

ことをお勧めします。

 

英検の過去問は過去3回分が「英検協会のHP」で公開されています。

それを印刷して1回解いてみましょう。

初見で問題を解いて6割以上正解している場合は、「次の級から始めるのを考えてよい」場合です。

 

英検協会は「合格に必要な正答率=何点取れば合格できそうか)」を発表していませんが、今までの経験上、5級で正答数60%(つまり50問中30問)取れていれば合格である可能性が高くなります。
ですから、初めて見て解いてみた問題が6割超えている場合には、本番でもそのくらいの正答数になることが予想され、合格する力が十分あると思われます。

 

英検の過去問を解いてみましょうという時点で

メンドクサイと思う、あるいは子どもがどうしても嫌だと拒否する場合

 

その場合は、「英検5級から受け始めるべき」です!

 

試験・資格というのは

「その級を取りたい」と思って結果が出てこそ、その人の自己肯定感として生きてくるからです。
 

「どうせ受かる級」

「持っていても別い嬉しくない級」

であればその級を受けなくてもよいのではと思います。

 

小学生で英検を受けようかなと思う場合、子どもが「チャレンジしてみようかな」と少しでも思わない場合は、まだ時期尚早と言えるでしょう。小学生の場合は、あくまでも「日頃の頑張りの成果を確認する」という目的で英検を受ける流れになるのが自然でよいですね!

 

 

4級を飛ばすかどうか考慮する場合

 

幼いころから英会話などを続けていて、英語力がかなりついていると実感できている場合、3級で始めてもよいのか悩む場合があると思います。

 

しかし小学生の場合は特に、ここに落とし穴があります。
 

小学生の場合はリーディング(読解)よりもリスニング(聞き取り)の方が得意な子が多いです。

しかしリスニングで点数が伸びていても、「聞いてなんとなく雰囲気でわかった単語」の知識だけでは次の級のリーディングに活かしていくほどの単語量が身についていないと言えます。

 

また、3級では初めて「ライティング」が登場します。

ライティングでは単語の意味やスペルを「意識して」覚えている、十分なインプットがなされていることが必要です。

 

つまり、4級レベルの単語がきちんと習得できていない場合は、3級でライティングに対応できる力がついていないということです。4級の受験対策から始めましょう。

 

それでも3級を早く受けなければならない事情がある場合には早急に4級の単語を集中的にしっかりと学習してから3級の受験準備をしましょう。