彼方へ…
遠くから、きみが僕を呼ぶ声が聞こえる。
僕の声は、今、きみに届くだろうか。
遠い光が、僕をきみへと導く。
きみにはその光が、見えているだろうか。
遠く離れて君を想う。
それで僕は気づいたんだ。
人を好きになるということは
その人が、世界のどこかに存在しているだけで幸せになれる、
そんな気持ちであることを。
かならず迎えにゆくよ、なんて言えなかった。
約束は、君を縛るから。
僕は君を縛りたいわけじゃないから。
ただ きみはひとりじゃないってことを伝えたかっただけ。
きみの笑顔
きみの涙
風の音
海の色
あの日見た虹
確かにふたりはつかながっていた。
きみを幸せにする、なんて、僕は言えない。
だって、きみの幸せは、ひとつじゃない。
何通りも、何百通りもあるんだ。
きみが気づいていないだけで。
同じ場所にいても、違う夢を見ていた。
僕たち
遠く離れた場所にいても、同じ夢を見ている。
ふたりを邪魔するものはもう何もない。
ふたりを隔てる距離も時もない。
さあ行こう
ふたりで行こう
愛の彼方へ
夢の彼方へ
彼方へ…