【ワイン名】イレンカ ピノ・ノワール
【ヴィンテージ】2017年
【生産国】日本/北海道岩見沢市
【生産者】イレンカ・ヴィンヤード
【品種】ピノノワール100%

 

いまや入手困難と言われている永井さんの作るピノノワール2017です。

 

色はかなり淡いです、そもそも濃く抽出された国産のピノを僕の少ない経験では飲んだ事がありません。

ぼくがこのワインで一番記憶に残ったのは香りで、抽象的ではありますがシャソルネイやプリューレロック等の潰したイチゴやさくらんぼの様な軽やかな香りから派生してたくあんや梅の様な鼻腔をくすぐられる様な香り、この香りは個人的に好みなので記憶に残りました。

味わいは一言で言うと足りなかったです、香りから期待する様な味わいではなく上品過ぎ、綺麗過ぎかなあという印象でした。

果実が熟していなかったのか、もう少し果実味が乗ってきていて酸にも多少の重さがあると良かったかなあと思いました。

ただ前述した通り勝手に自分の中で香りを嗅いだ瞬間に上記生産者と比べて勝手にハードルを上げてしまったのですが、まだまだ始まったばかりのワイナリーですので今後毎年購入したいと思ったワインでした。

 

 

 

 

 

 

 

国産ワインの短所でもあり長所でもある「国内需要だけが増えて供給が追いつかない」という状況により入手が困難になるのですがこれは生産者の売り上げは担保されるのですがワインとしての正当な評価がされにくいのではないかと危惧しています。

心理的には抽選や割り当てに当たったから買おう、自分で試飲をしたわけでもなくただただ人気だから買おう。この様な単にワインが好きで購入する人ではなく、予約の取れないレストランに ″行く” 事を目的としている様な人達からなる需要が今後日本ワインの評価にどう関わっていくのかは気になります。

しかしながら作っている最中から一般の予約がインポーターを通さずに一杯になってしまうのは世界的に見ても稀なので(供給量、値段が違いますが)業界はますます盛り上がると思います

 

 

 

IRENKA Pinot noir 2017 イレンカ(¥11,000) - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ