きっかけはーー、・・・ではないですよ。


先ほど書いた後、

また、また思い出しました。

オースティン・パワーズ
¥4,441


オースティン・パワーズの歯は、黄色でした。

それが60年代の男、という場面。


歯を白くするのは、確実にアメリカの影響ですね。

歯を磨きながら

(磨き方も歯医者さんの助手?から教えてもらいました、間違っていましたね、磨き方)


で、突然あることを思い出しました。


ある会社の社長に会ったとき、

第一印象。

まぶしいこと。歯です。


ニコッと笑う、その笑い方はアメリカ仕込み。

口の端を上げるやり方です。


そしてその歯は、真っ白。

本当に真っ白。


もう60近い人だったのに。


なぜか、後で聞いたところ

インプラントでした。


1本30万ですって。

うーん、総計何本。

えーと、上の歯と下の歯と

25本くらい?

750万。うーん。


海外ミステリを読む場合、僕は
概ね二つのパターンがある。


一つは、ストーリーが面白くて、ページを繰るのも
もどかしく一気に読んでしまうもの。

この場合、心理描写や背景よりも次に何が起こるか、の期待感が
大きく、細かいところは読み飛ばしてしまうこともしばしば。


二つは、上記とは逆。登場人物のあれやこれやが
気になり、ページを行きつ戻りつ、文章そのものまで
じっくり読み、味わいたくなるもの。
もちろんストーリー自体が面白くなくてはという条件付だが。



最近読んだ2冊。
「KIZU 傷」(ギリアン・フリン、ハヤカワ文庫))は一つ目。
「強盗こそ、われらが宿命」(チャック・ホーガン、ヴィレッジブックス)
は二つ目だ。


強盗こそ、われらが宿命 上 (1) (ヴィレッジブックス F ホ 7-1)/チャック・ホーガン
¥777
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強盗こそ、われらが宿命 下 (3) (ヴィレッジブックス F ホ 7-2)/チャック・ホーガン
¥735
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強盗こそ、は良かった。
クライムノベルと恋愛小説をミックスした味わいのある一冊。


強盗犯が、こともあろうに押し入った銀行の女支店長に
恋をしてしまう。

筋立てはもちろん魅力的だが、
ストーリーを追うことより、そのときどきの「事件」に
遭遇した登場人物たちの行動や思いが大変気にかかる。


例えて言えば、
タタッ、タタッというスタッカートのリズム(ストーリー)に、
寄せては返すさざ波(心理描写)のゆっくりしたリズムが重なるような小説だ。


で、味わい深いのが、例の強盗犯と支店長の、実るべくもない恋。
二人の不器用なやり取り。
マッチョの強盗犯が、強盗事件の衝撃から
なかなか立ち直れないインテリの支店長を口説くのだから。


著者はビデオショップで働きながら書いた第1作が評価され
この3作目でハメット賞を受賞。ショップ時代、山ほど
映画を見たに違いない。映画を見るような描写があり、
かつて見たワンシーンが重なるなどという、うれしい
読み方ができる。
これはお勧め。


しかし、先月出たばかりなのに本屋の店頭から
なくなってしまい、下巻(上下巻です)を探して本屋をはしごするはめに。

新刊本のラッシュで埋もれそうな陳列棚。しかし本当に読みたい本に
出会えない、もどかしさ。


これは本屋のあり方に問題ありそうだ。