【お断り】

本記事の掲載写真は、美術館または展示会のスタッフの方を通じ、館内様子及び当該作品についての撮影およびインターネットへの投稿について承諾を得て(問題ないことを確認して)行っています。

 

美的センスに疎いこんな私ですが、少しだけ背伸びして、自分の趣味や気になるところから美術や芸術に触れてみたい、そして記録にすることでどんな変化があるか知りたいと思いこのブログを始めました。

三日坊主にならないこと、そのためにも肩ひじ張らず、ありのままに感じた事を継続して発信することを目標に、ゆる~く書いていきますので暖かい目で見ていただけると幸いです。今回はその記念すべき一回目となります。

 

 

 1 展示の概要

 

(1)名称

118人のクリエイターによる招き猫

http://rcc.recruit.co.jp/creationproject/2022/

 

(2)会場

「クリエイションギャラリー G8」及び「ガーディアン・ガーデン」(東京都中央区銀座)

 

(3)会期

2022年12月7日(水) から 2023年1月21日(土)まで

 

(4)料金

無料

 

 

 2 展示会場の雰囲気

 

・場所は銀座。建物外観はガラス張りでとてもおしゃれ。

 

 

・館内は白を基調とした背景に、個性ある「招き猫」が整然と並んでいる。

 

 

 

・ゆっくり見ることはできるが、リュックで行くと作品に当たってしまいそうで怖い。慎重に動いたが、次回の訪問時にはカバンには注意すべきかも。


・観覧客は女性多い印象。若い人も高齢の方もおられカップルもいた。さすがに男性単独はいなかったが、平日夕方だったことが関係しているのかもしれない。


・スタッフさんが声をかけてくれて、とても心地よく雰囲気が良かった(特に美術館の観覧経験が希薄な自分にとっては嬉しかった)。


・館内は「ねこふんじゃった」のオルゴールBGM。テーマ的に当然そういう選択になると思うのだが…「ふんじゃった」でいいのだろうか(苦笑)


・作品のチャリティーオークションを行っており、訪問日時点で約330が入札あった模様(入札状況が掲示されている)。価格は15,000円から。不躾と思いつつ最高額を聞いてみたが不明とのこと。観覧お作法がなっていなかったかもしれないが、素人の単純な興味として、こういう作品にどの程度の価値が付くのか知りたいとは思った次第。

 

・クリエイターに加え、小学生がワークショップで作成した素敵な作品も展示されている。


・館内、作品への寄りも全体も撮影OKとのこと。ネットへの掲載はSNS、ブログともにOK。ぜひ宣伝してほしいとのこと。

 

 

 3 テーマとそれへの感想

 

(1)テーマ

118人のクリエイターによる招き猫

 

(2)観覧の理由

都内でのイベントを探していたところ、動物が好きで、まずは慣れている対象で観覧したいと思ったため。将来的には古典的な絵画といったものにも苦手意識無く楽しめるようになると良いと思う。

 

(3)感想

・白い瀬戸焼のまねき猫から、クリエイター事にあれほどの個性が発揮されることに素直に驚き感動した。


・美術通なら制作意図を想像しながら観覧するのだろうか。素人である自分は説明文を読んで初めて認識するものも多く、絶対的なセンス不足を感じた。それはともかくとしても、制作意図に個性があって面白い。


・その個性は大別すれば、色、素材、置き方、デザイン、装飾、色付け方法など多彩であってその発想が個性的


・子供達の作品は、上記のような飛びぬけた発想はなかったと思うが、素直に色やデザインへの表現と工夫を感じて感心した。絵のセンスがある姪っ子ならどう表現するのだろうか。
 

 

 4 気になった作品

 

①G8001他

・金箔を全身にまとった猫。

・ある意味王道と思うが見慣れていることでほっとする感じ。
 

②G8004

・とげとげの素材での装飾はびっくり!

 

③G8058
・後ろを向いていたり、むきあったりとその置き方も表現と気づく。

 

④G8090他

・プチプチの緩衝材などで包まれていた。

・大事なものだから包むというアイデアの作品は他にもあり、共通する発想でありながら、そこに個性があるのがまた面白い。

 

⑤G8016

・チョコレートに見立てた茶色の猫。

・耳かじりがかじられたという設定で耳が少し欠けており、その発想が面白かった。

 

⑥G8044

・ウクライナの国旗の色をあしらい、泣いている猫。

・メッセージがストレートに表現されていて強い。美術鑑賞できる平和を改めて実感。
 

⑦G8052

・某アニメのあのキャラクター。

・猫といえばやっぱりコレですよね~と思った。

 

⑧G8062

・赤の毛糸の洋服を着ている猫。

・お地蔵さんのようでもあり、白が映えて可愛い。
 

⑨G8076

・まさかのストッキングで包まれている猫…確かになまめかしい。

 

 5 まとめ

 

・本展示会はチャリティーイベントとして毎年行われているが、2022年のテーマが猫なのは「にゃんにゃん」にかけているのだろうか。

 

・これだけ個性豊かな作品を見て改めて思うのは、作品だけでなく、捉え方や発想の自由さや個性が大切とされる時代であって欲しいということ。将来的にはAIが美術作品を学習し尽くして、もしくは学習すらなしに自らの感性を持ち作品を生み出すような時代がくるのかもしれないけど…人間の発想は自由だ。


美術作品の「オリジナル」の強さを納得。2会場を観覧することで(無料なのに、さらに)作品全てが掲載された素敵なパンフレットを頂いたが、印刷物だけ見てもピンとこないと思った。これは音楽のライブと一緒かもしれない。


・戦争を意識とした作品もあったが、美術・芸術を楽しめるのはまさに今日本が(戦時にないという意味で)平和であるからこそを再認識した。世界で起きている紛争が無くなり、こうした展示会を誰もが楽しめる穏やかな世界になることを望みたい。

 

 

 6 その他

 

・招き猫つながりでは、いわゆる猫寺・猫寺院にも行ってみたい。差し当たりは、世田谷・豪徳寺と浅草・今戸神社あたりだろか。

 

・また愛知に行った際には、瀬戸市にも立ち寄れるといいなと思う。

 

雑文お読みいただきましてありがとうございました。またお会いしましょう!