地球の風です。
今年第二段目となる書き込みです。
さて、最近巷では「地方創生」「空き家問題」「古民家再生」って
話題というか話のネタになることが多くなってきた気がします。
中央的思考の感覚で、地方・空き家・古民家をとらえているのは
少し危険性もあるように感じています。
かといって、その地方に生まれずっと地方で暮らしていく方々の考え価値観にも
そんな話題の中にスーと、なじめないのも地域の現実問題でもあります。
年明け早々、高知県東部の友人から連絡があり
その地域の民家保存と維持管理のことでの高知・愛媛の建築家仲間とともにお邪魔させてもらいました。
この地域では約120棟ほどの高知東部独特の技法)によって大切に保存されている
土佐漆喰を駆使した民家が存在しています。
でも、これは現在進行形であり、一般的な家「住まい」であって、決して古民家というものでもありません。でも、その位置づけは、少ない補助金でお金のかかる修理保存+修復は、現代生活の中で住み辛く、快適というのも希薄な状況であることは事実
そこに来て、保存となれば修理費もバカにできない、そして、昔は普通のことであった
大工・左官の技術は今では、少し特殊化されている傾向もあります。
昔の建築構法を、伝統的な技法を継承すべく人材の高齢化によって
難しくなりつつある現実等・・・・
此処、高知東部でもそんな、大きな問題があり、そんなこんなを建築・文化財・地域環境の観点から、今後どうすべきかということでの話でした。
最近、街??田舎においても少し腕がある住宅屋さん・ハウスメーカーさん(建築ではなくあえて呼ばせていただきます)
そう、日本古来の家づくり・建物にはその構法・資材・木材すべて地域特有の使い方と取り入れ方があり、決して欧米化的なハウスづくりではなし得ない建築が存在します。
それには、その地域特有の伝統的な建築と歴史から紐解き地域各分野の職方とコラボした
ものづくりでなければ、大切な家づくりの完成も維持管理もましてやリフォームすらできないのは基本です。マニュアル化した営業マン・現場から取得した建築の基本を持たない俄か建築士では、それらによって手掛けられた家は即、その役目と機能をもぎ取られてしまいます。
私たちの生活する四国には近い時期に予想されている「東南海地震」への対策、そして、温暖化によって巨大化する台風対策も避けて通ることのできない家づくりへの課題点等、多くの問題、そして、それを支えるべき家づくり関わる職方の確保等などあります。
街に増えつつある空き家も地域の文化と捉え、住み手と作り手により壊さずより大切に使うことも重要です。それにつながる税の問題ももっと真剣に考えることの研究も仲間でもある大学教授と良く話し合っている状況ですし、それを運営する地域行政にももっと真剣さを求めなければいけないと動き始めています。
こんな時代だからこそ、「温故知新+創新」・・・昔人から学び次世代に繋ぐことの大切さ、ただ単に昔の良かったものだけに固辞せず、新しい時代にも適した家づくり街づくりでなければいけないし、その基は人づくりこそ地方創生であり再生であるべき姿と考えています。地域の継承には、1次2次産業の復活がベースとなり、あくまで日本人の心のよりどころ的思考「里山・里海生活文化」から自然体での家づくりモノづくりを創出建築として大切にしなければ、その先は見えづらくなります。
・・・数年前に宮古島北部のある集落に調査事業で1か月ほどお世話になった時に、オバアに言われた「私たち地域人は、日々の生活を光・風・森・海の神から少しずつ、大切に使わせていただき、感謝の気持ちで暮らしていくことが一番大事だよ!!」
たぶん、ここまで読んでいたたいた方には理解できると思いますが、
上記の光・風・森・海こそが、自然そのものであり私たちはそれらによって活かされている、決してその大切さを感謝の気持ち忘れてはいけない・・・その思いに涙したことを今ふっと思い出しました。
保存的すべく歴史的な建物の維持管理と修復に無理のない自然エネルギーの活用も含め少し楽しくもあり、画期的なプロジェクトの提案を推進することになりそうです。
今回は少し「建築家+文化財マイスター」の自分と環境活動家的な自分「環境カウンセラー+バイオマス活用アドバイザー+再生可能地域資源エネルギープロデューサー」)としての自分を前面に押し出し頑張ってみることにしています。
地球の風でした。