1月14日に映画「永遠の0」を観て来ました。
ここ数年何に対しても腰が重い自分にとってそれはずいぶん思い切った行動でした。
数年前に原作は読んでました。
映画化は厳しいと言われていました。
だから上映されてる映画には興味津々でした。
映画についてのコメントは控えますが、ひとつだけ原作とともに改めて思ったことがあります。
それは、残すべき真実を後世にです。
私は幼少の頃、鳥取県米子市に生まれ育った今は亡き祖父から戦争の話を聞くのが好きでした。
祖父は満州事変以後中国戦線で諜報活動をしていた軍人でした。
戦時中、負傷して日本へ送還された祖父は人が変ってしまっていたそうで、終戦後は定職に就かず酒に溺れ、やくざになっていたそうです。
一緒にお風呂に入ると体中に刺青がありました。
でも、そんな祖父が戦争の話をする時はとても穏やかで人としての温もりを感じさせる話をするのです。
その話は戦争の悲惨さよりむしろ命の儚さと貴さ、そして人間の弱さに尽きるものでした。
祖父は死ぬまで酒と一緒でした。
お葬式の後で遺品を整理していたらおびただしいほどの勲章と賞状が出てきました。
綺麗な菊のご紋と名も無き兵士の名前。
誰にも見せなかった軍人としての手柄。
祖父がずっと居間に飾っていた古びた軍隊水筒の意味が分かったような気がしました。
命を支えた水筒。
辛い記憶が詰まった水筒。
かつてこの国の先人たちが後世にあまた残したように、私たちも近世から現代までの史実を未来を生きる人たちへ残すべきではないでしょうか?
昨今、日本の伝統技術やら和食など世界的にその文化の価値が評価されるにいたりました。
それもまた先人たちが残した価値。
敗戦国日本に対する世界的認識や靖国神社のことなどなど問題集積する今。
日本という国の成り立ちから現代までありのままにまとめて後世に伝えるべきではないでしょうか?
遠い昔からこの国の歴史に翻弄され、この国に思いを残して逝った英霊たちのために