長い追っかけ生活が終了した。

昨年度の優勝校と準決勝をかけての試合も、力尽き敗退となった…

敗退後に人目を憚らず、大泣きをする後輩たちの姿が、これまでの取り組みが、いかほどだったのか推測できる…

私が、ソフトボール部の顧問になったことで、長男と長女のソフトボール競技が始まった。

長女は看護師を目指し、高校3年生のミニ国体で終了だった。

まだまだ長男の試合があると思っていたが、来週末の全日本総合ソフトボール選手権で、全てが終了となる。

当然ながら、仕事の都合上、来週末の大会への観戦は出来ない為、追っかけ生活も今大会で終了した…

1年生の時のボール直撃による顎下骨の骨折が長男の選手生活を大きく変えてしまった。

これまで、順風満帆だった選手生活もケガの為にサブに回ってしまった。

今年度に入り、復帰登板もできたものの、最後の試合も登録メンバーから外れ、ベンチの外だった。

試合が終わり、後片付けを終わらせると、4年生たちが各親の元へ駆け寄って行った。

「これまで、いろいろとありがとう。最後の試合も投げてる姿見せられなくて、ごめん…」と長男…

10年間お疲れ様でした…と妻と私が伝えた…

長男にとって、紆余曲折のソフトボール競技人生だったことだろう…

諦めず、腐らず、最後まで競技生活を続けた長男が誇らしい。

本当にお疲れ様でした…

ソフトボールに魅せられ、ソフトボールを愛してきた私にとって、ソフトボール競技の夢舞台は完全に終演となった…

中学校から高校へ転出し、高校での指導を夢見てて来たが、数年前に諦めた…

ホテルへ向かう車の中で、妻に「長かった追っかけ生活も全部終わっちゃったね…」と話すと、「楽しかった〜」と明るく応える。

私の気持ちを察しての明るさなのが、痛いほど分かった…

いつまでもこれを引きずってはいられない。

なぜなら、私には新たな目標がある。

「目指せ！シングルプレイヤー！」これは絶対に実現させる。

この後、朝食をとってから550キロの帰省する。

午後からは、ゴルフ練習場での修行だ…

切り替えることの大切さを教えてくれた、ラスト追っかけ生活だった。

夢舞台の終演・・・