『XPモード』もう1つのハードル
実は、『XPモード』を使うのに必要な機能があります。
『仮想化支援技術』です。
『XPモード』はWindows 7上にソフトウェアとしてXP環境を実現するものです。
『仮想化支援技術』があると、その環境を使うことができます。
『仮想化支援技術』はCPUに内蔵されています。
Intel CPUではVT、AMD CPUではAMD-Vという名前で搭載されています。
ミニノートに使われるAtom Nシリーズなどを除き、
最近のCPUでは当たり前のように実装されているのですが、
一部のメーカー製PCではBIOSでその機能がOFFにされているものもあるんです。
『XPモード』を前面に押し出したマイクロソフトと
『XPモード』を使わせたくないようなメーカーとの思惑の差が出ている気がします。
あなたのPCは対応していますか?
チェックできるソフトがあります
→ http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/05/25/virtualchecker.html
メーカーPCはHome Premiumだという難点
家電量販店の店頭にもWindows 7プリインストールのパソコンが出ています。
しかし、そのほとんどがHome Premium版だというのが気にかかります。
Windows 7のセールスポイントの一つが『XPモード』です。
この『XPモード』が使えるのはHome Premiumよりも上位の
Professional
Ultimate
の2つです。
つまり、せっかくWindows 7搭載のPCを買っても、『XPモード』は使えないのです!
アップグレード版を買って
Home Premium → Professional
Home Premium → Ultimate
とすれば、『XPモード』は使えるようになるでしょう。
でも、PCを買った上に、さらにアップグレードパッケージを買わないといけないとは・・・
特にリカバリの時が面倒ですよね。
Home Premiumにリカバリ → Professional or Ultimateにアップグレードとしないといけません。
DELLやHPなど、一部の直販サイトでは、初めからUltimateを選べるところもあるようですけど、
ぜひ、店頭モデルでもProfessional or Ultimateを搭載したPCを出してほしいですね!
Home Premium → Professional アップグレードソフト(楽天に飛びます)
http://www.verg.net/url/upgrade_p.html
Home Premium → Ultimate アップグレードソフト(楽天に飛びます)
http://www.verg.net/url/upgrade_u.html