携帯電話での写真添付送信

ケータイに欠かすことができない機能のひとつがカメラです。カメラで撮影した写真は、待受画面に設定したり、プリントしたりと、いろいろな使い方ができますが、なかでもよく利用されるのがメールへの添付です。今回はカメラで撮影した画像をメールで送るときのサイズについて、解説しましょう。 カメラ付きケータイが登場したばかりの頃は、約30万画素のカメラが搭載されていましたが、今や普及モデルでも100万画素クラスが当たり前になり、ハイエンドモデルでは500万画素クラスのカメラを搭載する機種や光学ズームを搭載するなど、デジタルカメラの入門機に迫るほど、ケータイのカメラ機能は進化しています。


お勧めサイズ

写真をメールに添付してもファイルサイズ(右下の「550KB」)や画像サイズ(左下の「1600×1200」)によっては相手が受信できなかったり、閲覧できないことがある。ケータイ同士なら、QVGAサイズ(240×320ドット)などにリサイズするのがおすすめ。


送信した写真が見られない?

 カメラ付きケータイで撮影した画像は、メールに添付して、他のケータイやパソコンに送信することができますが、実際に試してみて、送信できなかったり、相手から「受信できなかった」「見られなかった」と言われてしまったことはないでしょうか。


ファイルサイズと画像サイズ?

ケータイで撮影した写真をメールに添付して、やり取りするには、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

ひとつは送受信する写真のファイルサイズ、もうひとつは写真の画像サイズです。 まず、ファイルサイズについては、各社のサービスごとに送受信できるサイズが決められています。


たとえば、NTTドコモのFOMAでは、受信するケータイが903i/703iシリーズ(P703iμをのぞく)なら、最大2MBまでのファイルを送受信できます。


しかし、それよりも古い機種では送信できるサイズが500KB、もしくは100KBに制限されます。受信できるサイズは送信時のサイズによって違い、2MBまでの画像なら、20KBにサイズ変換されて受信され、10000バイトまでなら、そのままのサイズで受信されます。auも昨年後半以降に発売された機種では最大500KBまでのファイルを添付できますが、それよりも古い機種では100~300KB以下に制限されています。ソフトバンクはソフトバンク3Gの場合、送受信できるサイズが300KB以下に制限され、ソフトバンク6-2シリーズでは機種によって30KBや6KBなどに制限されています。


 一方、画像サイズについては機種ごとに対応できるサイズが異なります。特に、画像サイズが大きかったり、特殊なサイズのときは、閲覧できる機種が限られることがあります。通常、相手がどんなケータイを使っていて、その機種がどの画像サイズに対応しているのかはわからないでしょう。ですから、前述のファイルサイズ制限のことも考慮しつつ、画像サイズは比較的、どんな機種でも対応しているサイズにして、送信するのが確実です。具体的には、240×320ドットのQVGAサイズがもっとも広く対応しているので、多くの機種で閲覧できると考えて良いでしょう。比較的、新しい機種ではひと回り大きい480×640ドットのVGAサイズに対応するケースも増えています。もし、撮影した画像サイズが大きいときは、画像編集機能を利用し、これらのサイズに変換してからメールに添付するようにします。


 また、ケータイ同士で写真付きメールをやり取りする場合、メールを送った相手にもパケット通信料が掛かることも意識する必要があります。メールによるコミュニケーションは楽しいものですが、写真付きメールなどを送信するときは、メールを受信する相手の負担も考え、了解を得たうえで、送るような配慮を心がけたいものです