誘う男2
夜のムンバイの熱気を感じに
外を二人で散歩した。
人と車とリキシャーの洪水に
身をゆだねてさまよってみた。
ふと見つけたローカルなレストランに二人で入ってみた。
チキンテイカ(串焼き)とビリア二(インド式ピラフ)を頼んで
SHAREして食べた。
このインドという異国の地で初めてであった
僕と、1歳年下の香港駐在で
助っ人できたWさん。
彼は中国語は完璧だが
英語はいまいちで何気なく
僕を頼りにする。
この2週間一緒に
プネの過酷な環境をともにした
連帯感なのか、
今日いったん香港にもどる寂しさなのか
ムンバイからキャセイの香港行きで香港へ
もどるからと、連絡があり
会いませんかと電話があった。
午前1時半発のキャセイまでまだ時間は
たっぷりあるので
ムンバイの街を散策しようということに。
熱気と異国の夜をさまよう非日常感が
気分を盛り立てて、なにかにほだされていく
とろけていくような感覚が全身をおそう。
インド・ムンバイの押し寄せるような
人波にもまれながら
まったくの異邦人である僕とWさん・・・
共鳴しあう感覚が言葉にださなくても
感じられる。
レストランはおよそ外国j人など
よりつかないような代物。
二人でわけあう料理、
それを通してつながる感覚。
店員も客も僕たちの
一挙手一投足を
興味深げに凝視している。
奇妙な、長い夢のような
ムンバイの夜だった。
日本・中国・インドと
経験したものが同じだから、
本能的に共鳴したのか
わからない。
ムンバイで交わった気持ちはどこへ向かうのだろう。
(ちょっと思わせぶりすぎ?)



































