小さいCBこと、CB50SA(1980年)ですが、2009年ごろオークションに出ていた12Vキットを組んで、玉切れ、ウインカーなどの点滅不良などはなくなったものの、もともとしょぼいジェネレーターの発電量が乏しく、きっと付属の小さな密閉型のバッテリーが常に上がり気味でかろうじてウインカーが点滅する状況でした。

 

バッテリーの形状が縦積みに適していないものを縦に積んだことがよくないのかもしれないと、数年前にバッテリーのみ縦積み型のMINIMOTO製バッテリーに交換してみたが、現状はさして変わらずでした。

 

根本的に発電量不足なんですね。

 

それでAPE50キャブ車のジェネレーター、フライホイール、CDIユニット、添加コイルなどを流用し、①発電量のアップ(目標はアイドリングから14V)、②6つあるコイルを点火に1、あとの5つはすべてバッテリー充電に振り向ける改造、③全波整流用ICレギュレクチを使って、安定した灯火類DC化にしようというものです。

 

今回はその3回目。

確保したAPEのステーターコイルを2本のボルトを外してベースから取り外します。埃で汚れているのでお掃除も。

 

黒いカバーのかぶっている添加コイル以外の5つを1つにするためのかんたんな配線加工です。

まず、画面向こう側の黒コイル左側にある突起状の端子(はんだ付けされた線が見えます)のはんだを温めて配線を取り外します。

そして一番左のコイルの内側にある空き端子にエナメル線の被覆を剥がして巻き付け、はんだ付で固定します。

 

 

これが移動した配線です。

 

 

次に移動した端子の左隣にある空き端子に、0.75Sqのリード線をはんだで止めます。オレンジ色のカバーの線です。

あらかじめステーターベースを貫通しているリード線の被覆に通しておくと作業が楽でしょう。

 

はんだ付けしました。

 

 

次は、配線をクランクケースの外に出すためのゴムのグロメットがありますが、これに穴をあけて配線を通す加工をします。

 

0.75Sqのリード線は外径が2ミリなので、2.5ミリのドリルで十分かと目検討をつけましたが・・・

 

マキタのインパクトドライバーで穴をあけます。

 

読みが浅かった・・・ゴムは外に膨らんで逃げてしまうため。空いた穴は非常に細い。これじゃ通りません。

何とかこじって穴を広げました。

 

 

無事、通りました(ホッ)。

 

またここで難関。クランクケース外の被覆は熱伸縮チューブのようで、キツキツでもうオレンジ線の入る余裕はありません。

 

新たに保護チューブをかぶせてインシュロックとビニテで束ねました。

 

エンジン部分でCB50純正のジェネレーターとトレードする部品の加工はひとまず終了です。

 

今回はここまで・・・次はいつ着手できるかな~

 

まだまだ作業は続きます。