この夏。
割と読書した。
電車通勤が多かったせいもある。
近所の古本屋で
あれこれ見つけて。
久しぶりに、太宰にはまりそうになっなり。
村上龍のワインにまつわる短編集を見つけた。
さほど、ワイン通じゃないが。
それでも。
ヨーロッパ産?
南米産?
南半球産?
くらいは、なんとなくわかるつもり。
好みとしては、
南米とか、オーストラリア産かな。
ま。
僕みたいな、のんべーには、
なんでも、いいんだけど。
ワインって。
人の、感情や、記憶を刺激する力があるんだよな。
前日。
ルーマニアのワインを、頂いた。
なんて言うか。
なんて、無防備なテイストなんだろと思った。
ワインって。
微妙な、テイストを、
微妙に、隠していながら、自己主張するみたいな感覚が、あるはずなに、
そのワインは。
なんの、恐れも知らない
ただ、ただ、真っ直ぐな、無防備な。
テイストだった。
酔ってしまいました。
そう。
僕ら、
風鈴も、そうしてきたんだ。
成熟したテイストもない。
大陸の太陽の恵みもない。
隔離された、島の独自性もない。
ただ、だだ。
無防備な、感情の歌。
風鈴は、そうしてきた。
それは。
まだ。
続く。