日本調剤、薬の販売情報を毎日提供 メーカー側に
との記事が書かれてありました。
まず過去日本調剤は後発品の会社を立ち上げるなど
ダイナミックと申しますか目の付け所が違うと思って
おりましたが今回もびっくりしましたの一言です。
調剤薬局の薬剤師はよく製薬会社の営業担当者に
「どれくらい出ていますか?」と聞かれることは多いと
思います。製薬会社側とすれば欲しい情報の一つと
思います。また薬局側も出し惜しみする情報でもないと
思いますのでそこをビジネスとして成立させたのは
見事だと思います。
他の業界とは違うのかもしれませんが
小売り業はセブンイレブンに代表される
「単品管理」といわれる売り上げデータの
細かい情報の集積によりメーカーなど
川上のいいなりにならず発展の礎になった
と誰かの受け売りで聞いたことがあります。
小売りの販売実績は武器でもあり営業上
重要な位置づけにあるとおもっておりましたので
今回の記事をみて驚いたという面もあります。
日本調剤は日本を代表する調剤薬局チェーンです
それゆえ今回のビジネスが成立したのであり
中小の薬局にはあまり関係ないのかなとも
思いました。
ただ地域の薬剤師会などが連携してデータは販売することは
可能だと思いますのでこの辺りの動きにも注目していきたいと
思います。
また、調剤業界において1100万枚の処方箋も驚きだが
2%のシェアしかないのは驚きです。
個人薬局が多い業界なのかと思いました。
スーパーのように価格に差がないため大手による差別化
などが計りにくいことが一因かと思います。
業界内で様々なビジネスを展開する日本調剤の動きは
どこまで発展するのかイオングループのように
他業種も巻き込む動きがあるのか注目です。