前記事の続きとなりますがSKE48<ゆいみん>こと松下唯を送り出す会『松下唯 明日への一歩』が開催されますねひらめき電球

ずっと復帰を待っていたし…卒業が発表されてからも、ずっと来て欲しくなかった時がもう目の前まで迫っているんですねしょぼん





卒業後大きく羽ばたけるように今日…メンバー・ファン全員でゆいみんに最高の翼を付けてあげましょうアップ
SKE48メンバーが卒業を発表 手術・リハビリ続けるも「完治への道のりは長い」



ゆいみんの生誕祭では自身が参加するユニット曲『万華鏡』で久々の公演復活を果たし、完全復活秒読み段階かとその時を待ち遠しく思っていた矢先に届いた今回の卒業のニュースショック!


自分が48グループ…特にSKE48にハマった時には既にゆいみんは足の治療に入っていた為、彼女が復帰しての『完全体のSKE48』のパフォーマンスを生ではなくても映像作品ででも、それを見られる時を本当に楽しみにしていましたしょぼん



あれほど長く復帰へ向けてのリハビリを頑張って来た…と言う期間が余計に残念に思わせてしまいますしょぼん





ゆいみんが治療している間に48グループの人気・勢いが凄く加速し、SKE48ももちろん大きく飛躍した。

・2010年(5人)11年(6人)とAKB48選抜総選挙でのSKE48メンバーの躍進。
・第4期生の加入でSKE48メンバーはゆいみんを含め57人に…またチームE発足でSKE48も3チーム体制に。
・5th Single『バンザイVenus』で初のオリコン1位獲得。


SKE48メンバーでありながら、それらをどこか蚊帳の外にいるような思いで捉えていたり…


AKB48のミリオンセールス連発。新たに誕生したNMB48がデビューSingleでオリコン1位を獲得。またさらには博多のHKT48の始動…

SKE48外のそれらの状況をプレッシャーに感じたりと言う部分があったかもしれないショック!


ただ、第1期生としてSKE48を築き上げてきたゆいみんの努力があってこその現在のSKE48である事…ファンもわかっているはずですひらめき電球

だからこそまだSKE48で輝くゆいみんをもっと見たかったしょぼん


だけどあくまでゆいみんが熟慮して出した答え…ゆいみんのブログにあった『後ろ向きな卒業では無い』、その言葉を信じて…ゆいみんの最大目標、声優での成功と言う夢が実現する日を次は待ちたいと思いますニコニコ


とにかく卒業までは、SKE48・チームSの松下唯に全力で応援を届けたいと思います音符
もちろん卒業後も音符
その後日が沈み、薄暗くなった部屋で2人は言葉も無くベットに並んで座っていた。
俺は何を話していいかわからず、部屋の電気を付けようと立ち上がった。
すると、あゆみも話を始めるきっかけが欲しかったのか、その直後に口を開いた。

「…直也は絶対に私の事を特別な目で見ていないと思ってた。」
「そんな事はないとずっと前に気付いてはいたけど、実は武史といろいろあったあの夜に夢を見たんだ。」
「夢?どんな?」
「あゆみが何人か女友達と話をしてたんだけど、急にそいつらがあゆみを避けるようになって、あゆみが1人で悩んでるような夢だった。」
「もう3年だし、『卒業したらどうなるんだろう』って不安は確かにずっとあったけど、やっぱりそんな夢に出るのはあまり嬉しくないなぁ。」
「あぁ、見てる俺も嫌だったよ。だからその時に、どんな時もあゆみの近くにいて何か力になれたらいいなって気持ちを確信したんだ。」
「ありがとう、すごく嬉しい。」

電気を付けた俺は再びあゆみの隣に腰を落とし、あの日あの場に居合わせた事実を話す事にした。

「実はあの日、あの場に行ったのは偶然じゃないんだ。」
「えっ?」
「あの日、なんとなく窓から外を見ていたら、あゆみが歩いているのが見えたんだ。あんな遅い時間にどうしたのかと思って、声を掛けようとしたんだけど、外へでたらあゆみの姿がもう見えなくなってて…それで、あゆみが向かってた方を少し追いかけてたんだ。」
「なんだ、見つかってたんだ。直也の事を考えてたらなんとなくこの家の前を通ってて…そしたらここのカーテンが開いてたから、見つかるかもと思って小走りであのスーパーの近くまで向かったの。」
「そうだったのか。…でもあの時、あゆみを見つけてそのまま追いかけて正解だったよ。実は携帯をこの部屋に置いたまま家を出たから、取りに戻ろうかとも思ったんだ。…もし戻って、携帯でその話を聞いてたら納得してそのままここにいたと思うから。」
「直也には…きっと他人が危険な目に遭う事を感じられるアンテナを持ってるんだよ。そういえば私も直也の夢を見る事があるんだよ。」
「変な夢じゃないだろうな?」

俺は先に釘を刺した…つもりだったのだが、

「いつも私と違う女の子と一緒にいるの。」

完全にその釘は抜かれるか、溶けるかしてしまったようだ。

「はぁ?」
「それに、私がいくら呼んでも振り向いてくれないの。」
「おいおい…それは俺じゃないよ。」
「ううん…あれは絶対直也よ。」
「どうして?」
「だって、その直也と一緒にいる女の子、いつも笑顔で楽しそうだったから。だから、私も直也の隣で笑顔でいられたらいいのになぁって…いつも思ってた。」
「…。」
「武史って人といろいろとあった日の話なら…私が『小・中学と直也と違う附属学校へ行くのが本当は嫌だった』って話したの覚えてる?」
「あぁ。」
「それも直也と一緒にいたかったから…。もちろんその頃に今程の感情を持っていた訳では無いけど、それまで一緒に幼稚園に行ったり遊んだりしてたから、急に独りになっちゃう気がして…。」
「なるほど…。」
「その後はあの時に話したように、雅恵と会えたりして良かった…んだけど、男の子とはあまり話をしなかったなぁ。」
「小学生の時はまだそうでもなかったんだけど、中学に上がった頃になると、なんだか話をしていても距離を感じるって言うか、なんだか素直に向き合って話をしてくれていない気がして…。」
「それはあゆみが魅力的だから…今だって学校で人気がある事、いくらなんでも感じてるだろう?」
「…確かに今、学校でも指を差されたり、私の方を見て男の子達がコソコソ何か話をしたりしているのは感じてる。…でも、私はその頃から自分に自信が無いの。だから、その頃は話をしてる男の子が何を考えて私と話しているのか…そんな事を考えながら自分を隠すように話をしてた。」
「…。」
「そんな中で唯一、何でも正直に話を出来たのが直也だった。自分の事を何でも言えて、直也も私の良い所も悪い所も全部話してくれたから、直也の言葉だけは全部信じられた。」
「それはどうも。」

俺はあゆみがもっと気楽に話が出来るように、笑わせようと変な顔をして答えた。

「きゃっ!何よその顔は?もう…。うふふ…そうね、そんな事をする人もいなかったわ。だから高校に入って、久し振りにまた毎日直也と会えるようになって…。お父さんと、今希望している大学の事で話をしてた時、また直也と離れる事になる…そう思った時、前に感じた時とは比べものにならないくらい寂しくなった…。直也が自分に無くてはならない存在だって強く思ったの。」
「あゆみ…。」
「小さい頃に比べたら、いろんな意味で強くなってるって自分では思ってた。…でも、結局あの頃のまま…直也がいなければ何も出来ないで…いつも直也に頼って迷惑ばかり掛けてる。」
「そんな…迷惑なんて思った事なんて無いさ。」
「…それじゃ、私が修司と付き合ってた事、どう思ってたの?」

あゆみは一瞬鋭い視線を俺に向け、すぐにそらした。

「それは確かに…正直、すごく気にはなってた。」
「…あれだって結局は直也に妬いて欲しかった…ただ、それだけのつもりだったの…。」
「…。」
「だから、最初からそんな気も無いのに修司と付き合って、直也の反応を伺ってたのよ…。」
「…そうだったのか。」
「ははは…ホントひどいよね私…。直也と修司、2人の気持ちを弄ぶような事をして…しかも今日、直也の気持ちを確かめて、あんな事をした後に言うなんてズルい…ううん、最低の女だよね?」

決して俺の方を見ず、潤む瞳で窓の外を見ながら、今まで自分を苦しめていた悩みの全てを吐き出すように話すあゆみ…俺はそんなあゆみをそっと抱き締めた。

「そんなに自分を責めて1人で苦しむなよ…。他の誰がどんな風に思うかは知らないけど、俺にとってもあゆみは誰よりも大切な存在なんだ。ずっとあゆみの笑顔を見てきたけど、いつもそれだけでドキッとしてた。まるで…そう、ガレキの中にあるダイヤのように、ただあゆみだけが眩しく輝いて見えていたんだ。」
「そんな…大袈裟だよ。」
「いや…その笑顔のお陰で嫌な事も忘れる事が出来た。あぁもちろん…久美子の事を忘れる事は出来ないけど、どうにか思い出になら出来そうな気がする。」
「大丈夫。きっと時間が解決してくれるから…。」

あゆみが全てを喋ったように、俺も言わなければならない事を伝えた。

「俺だって武史と久美子の事をずっと隠してた…。あゆみに避けられると思ったから、その事実を知られたくなかったんだ。」
「直也…。」
「実は久美子の告白を断った2日後、つまりまだあんな事が起こる前に、武史は俺に告白を断った理由を直接聞きに来たんだ。そこで俺は『あゆみっていう幼なじみの事が好きだから』と、あゆみの存在を武史に教えていたんだ。…だからあの日、武史はあゆみを意図的に狙っていたのは間違いないんだ。あゆみに武史の事を教えてさえいれば、あんなに怖い思いはさせずに済んだはずなのに…。」
「…何も考えずに、素直に何でも言い合えた頃と違って、本気で相手を思っているからこそ、いろんな事を隠しちゃうようになっちゃうんだね。」
「…。」

俺が抱きしめていた腕を離すと、あゆみは立ち上がり荷物を手に取った。

「直也、今日はありがとう。今日の事はいつまでも絶対に忘れない。」
「あぁ…俺も。」
「じゃあ、また明日。」
「おう。」
「明日からはまたいつもの2人に…。」
「お、おい…それって…?」
「違うの。今はあんな事をした上に、お互いに自分の正直な気持ちや弱い部分を全部さらけ出して喋った直後だから、精神的にいつもの2人じゃないと思うの。…だから少しの間、冷静に『お互いに本当にそれでいいのか』って事を考える時間も必要だと思ったから。」
「なるほど…確かにそうかもしれない。」
「私は今日の直也の言葉、一時的な同情みたいな物じゃ無いと信じてるから。」
「俺もあゆみの言葉、一時的な不安から来る気の迷いじゃないと思ってる。」

お互いにうなずき合うと、あゆみを家に送る事にした。
部屋から出て玄関へ向かう途中でまたもおふくろと顔を合わせた。

「あゆみちゃん、帰るの?」
「はい、お邪魔しました。」
「これからもウチのバカ息子が迷惑掛けると思うけどよろしくね。」
「い、いや…こちらこそ…。」
(タイミング悪いって…あゆみが明らかに動揺してるよ…。)
「またいらっしゃいね?」
「はい、また来ます。」

俺はおふくろにあゆみを家に送る事を伝え、俺達は家を出た。
そしてあゆみの家へ向かう途中、

「ホントに今日、直也と楽しんだり…ちょっと苦しかったりもしたけどいろんな話が出来て良かった。」
「あぁ。」
「なんだか夏が好きになれそう。」
「ははは…俺もこれまで以上に夏が最高だと感じる1日だったよ。」

そしてあゆみの家の前に着くと、あゆみが寂しそうにつぶやいた。

「今日私達は遊園地に行って、その後2人はすぐにそれぞれの家に帰った。…だから直也の家で起こった事から先は、あくまで全て2人同時に見た夢。そして明日からはいつもの2人に戻るの…それで良いよね?」
「…あぁ、覚めたくない夢だけど仕方ないな。」
「…それじゃ、おやすみなさい。」

あゆみは数時間の別れも惜しむように、何度も振り返りながら家へと入って行った。
俺も家に帰り、食事や風呂などの用事を済ませ、部屋で一息つくと、朝から動き回っていた疲れが一気に押し寄せて来たために、あまり今日の事を考え過ぎる事無く眠りにつく事が出来た。
おかげで翌日の朝も、アラームが鳴る前に目を覚ました。


[続く]