[芥川賞]
磯崎憲一郎「終の住処」(新潮6月号)(2回目)
戌井昭人「まずいスープ」(新潮3月号)(初)
藤野可織「いけにえ」(すばる3月号)(初)
松波太郎「よもぎ学園高等学校蹴球部」(文學界5月号)(初)
シリン・ネザマフィ「白い紙」(文學界6月号)(初)
本谷有希子「あの子の考えることは変」(群像6月号)(2回目)
[直木賞]
葉室麟「秋月記」(角川書店)(2回目)
貫井徳郎「乱反射」(朝日新聞出版社)(2回目)
万城目学「プリンセス・トヨトミ」(文藝春秋)(2回目)
北村薫「鷲と雪」(文藝春秋)(6回目)
西川美和「きのうの神さま」(ポプラ社)(初)
道尾秀介「鬼の跫音」(角川書店)(2回目)
というわけでメッタ斬り方式で予想してみる。
ちなみに芥川賞候補作は一作も読んでいないので完全に勘ですw
◎ … 本命
○ … 対抗
▲ … 大穴
[芥川賞]
◎ … 本谷有希子
○ … 磯崎憲一郎
▲ … シリン・ネザマフィ
本命が本谷さんってのは、もはや希望。
彼女の作品は好きなので。
対抗の磯崎氏の作品は何か評判がいいらしいです。
大穴には一応シリン・ネザマフィを予想してみたが、これは完全に話題性狙いの受賞を予想してのもの。
作品の出来は読んでみないと分からないが、外国人の作品を候補作に選ぶあたり、多少は話題づくりのためというのもあるんじゃないかと思うんだよね。
ちなみに「よもぎ学園高等学校蹴球部」は面白そう。
受賞はないと思うが、単行本が出たら読んでみたい。
[直木賞]
◎ … 北村薫
○ … 万城目学
▲ … 貫井徳郎
もう今回は北村氏で間違いないかと。
ベッキーさんシリーズの最終巻を飾る作品だし、文藝春秋からの出版だし、受賞作にもってこいだと思うんだけど。
ていうか、もうそろそろ獲らせてあげなよ。
もう今年で60歳。
直木賞って新人賞だったよね?
今回で獲れなければ今後北村氏の受賞はないでしょう。
対抗には一応万城目氏の作品を選んだが、個人的には対抗はなしでもいいくらい。
北村氏が確定的と見てます。
「プリンセス・トヨトミ」は読んだけど、前の「鹿男~」の方が出来は良かったと思うし。
大穴には貫井徳郎。
この「乱反射」は読んでみたけど結構面白かった。
とはいえ、それ故に大穴には選んでみたものの一般読者と直木賞選考委員の読み方には大きな隔たりがあるようで。
お決まりの「人間が描けてない」が出たら、もうこの「乱反射」もなす術はないです。
西川さんの作品が候補となり話題になっていますが、これはないでしょう。
葉室氏の作品も前回で歴史ものが受賞しちゃってるので、今回はスルーかと。
まだ読んでないので分からないが、よほど出来がよければ受賞の可能性もないとはいえないが。
期待の若手道尾氏の「鬼の跫音」は大穴にしようか迷ったが、この作品に関しては一部の選考委員が結構反発しそうな気がするのでスルー。
以上、色々言ってみたが、今回は北村氏の受賞とみて間違いないでしょう。
あ、でも受賞作なしというまさかの結果もあるかもしれないw