ガソリン税(揮発油税など)を復活させる改正租税特別措置法が衆院での再可決で成立したことについて、野党各党は「国民の7割が反対している中で、あまりにも国民の意思と懸け離れている」(菅直人民主党代表代行)などと一斉に批判した。一方、与党側は「大局的観点から今回の決断を理解いただきたい」(伊吹文明自民党幹事長)と理解を求めた。
 菅氏は国会内で記者団に「自民党は国民の立場に立つのではなく、官僚や族議員の利権を守る立場に立つ政権だ」と厳しく批判。鳩山由紀夫民主党幹事長は都内での街頭演説で「暫定税率の復活は悔しくてならない。早期の衆院解散・総選挙を求めていく」と強調した。
 共産党の志位和夫委員長は「(再可決は)ひとかけらの道理もない数の暴力」と非難。社民党の福島瑞穂党首も衆院解散を求める考えを示し、国民新党の亀井久興幹事長は「(参院で)60日間結論が出せなかったのは与党側にも責任がある」と語った。
 一方、与党側は伊吹氏が談話を出し、「政権を預かる与党として国民生活の混乱、地方財政の困窮を放置できない」と再可決の意義を強調。公明党の北側一雄幹事長も記者会見で「やむを得ない判断だ」と同調した。
 道路族の二階俊博自民党総務会長は「(参院で)何の議論もしないでいた野党は大いに反省してもらいたい」と記者団に語り、野党側に矛先を向けた。

ついにガソリンなどの暫定税率が衆議院で再可決されました。「国民の生活を守るため」という錦の御旗だけを掲げて再可決を選んだ自民・公明の与党ばかりを責めてよいのでしょうか?いくら「ねじれ」ているとはいえ、実効性のない対案を示しただけで、参議院で審議すらしなかった民主党などの野党。揚げ句に今日などは本会議に出席すらせず、議長室前で議長の入場を妨害していました。こんな連中に給料を払ってやる必要があるのでしょうか?世間ではこういう連中を「給料泥棒」といいますよね。とにかく今の政治は政争に明け暮れていて、与野党ともども国民の生活なんぞは考えていないように思えます。