社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉 -22ページ目

社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

経営歴36年。波乱万丈、成功と裏切り、でも人生は素晴らしい

10月に入り、気が付けば今年も残り3か月を切りました。
それにしても9月は、天候不順の影響からサービス業全般で売上低迷の悪影響が数字として見えた月でした。なにせ雨ばかりで晴れの日が記憶にないほど、9月は天候に悪影響を受けた月でした。自然には逆らえないので、今後も天候不順のリスクは考慮していかなければなりません。

その他にも、特に印象深かったのが「世の中の働き方の変化」がここにきて大きくビジネスに影響してきている事です。

 

当社は、物流・人材・流通事業を営む会社であり、社会インフラを支える裏方の事業を手掛けています。弊社が関わる業界における働き方の大きな変化として、人手不足で悩むドライバー職の分野にも週休2日の働き方が進められている事です。
例えば、過去の流れでは社員ドライバーを休ませる為に、委託先に物流の変動に対応してもらい、月によって稼働日数や残業時間を多めに依頼される事が多々ありました。要は、社員では回らない部分を業務委託に頼るというケースです。
しかし、今年に入ってから特に大手を中心に「自社も委託先も同じコンプライアンス管理で運行する」という安全推進の意識が高まり、派遣会社であれ委託物流会社であれ、荷主側が週休2日稼働・残業時間も抑制するという大きな変化が起きています。会社の使用者責任が厳しく問われる時代になったからでしょうか。ただでさえ人手不足の物流業界では、稼働日数の抑制がプラスされた事で、現場を回す為に1.5倍の人数のドライバーが必要になるという問題が起きています。
もう一つ雇用の問題としては、ドライバーとして「稼ぎたい」というやる気があっても、稼働数や残業時間が抑制されドライバー以外の仕事と給与の差が更に少なくなり、ますますドライバー職の人気が落ち、次のドライバーの担い手が生まれないという悪影響も起きています。

 

国は、日本人は働き過ぎだと労働に対するゆとり化を進めています。

確かに、これは良いことであり私も大賛成なのですが、人手不足が今後も続く世の中で、すべての業種で働く時間の抑制を進める事は、果たして最終的に世の中にとってプラスに動くのでしょうか。厳しく締め付ける事も大事ですが、その歪みは絶対どこかに生じてきます。働き方への柔軟な対応こそ、今こそ必要なのでないでしょうか。

 

当社も時代の変化に対応できるよう、新しい施策を準備しています。
それにしても、時代の変化は早いものですね。
経営者は新しい時代の流れに対応するのも本当に大変ですね。